Our vision

喜界島サンゴ礁科学研究所がめざすもの

 喜界島サンゴ礁科学研究所は,国際的にも稀少な隆起サンゴ礁から成り立つ喜界島を拠点として,海洋,地質およびそれに関る生物に関する調査,研究事業を行い,自然科学の発展と普及に寄与することを目的とし、平成26年に活動をはじめました。


 喜界島は北西太平洋および東シナ海に面しており,モンスーンや台風などの現象に大きな影響を受けてきた地域であり,地球規模の海洋環境および気候変動の解明を目指す海洋地質学的研究において重要な位置にあります。喜界島を構成する石灰岩は,古くは約10万年前から造礁性サンゴが絶え間なく生き続けることにより形成された昔のサンゴ礁であり,海水準変動と極めて早い隆起速度により世界でも類い稀なるサンゴ礁段丘の景観を今に残しています。喜界島の隆起サンゴ礁には過去から現在の地球環境変動の記録が詳細に閉じ込められており,これまで多くの国際的なサンゴ礁研究の舞台となってきました。それらの研究を持続的に発展させ,その成果を世界に向けて発信すると共に,人材育成および教育普及を通じて社会に還元していきたいと考えています。


 喜界島サンゴ礁科学研究所はサンゴ礁とそれに関わる生物の研究および科学教育の拠点として,喜界島を研究する研究者,科学を振興する市民に研究教育および普及の場を提供し,自然科学の発展と喜界島の経済的,社会的,文化的発展に寄与するために設立されました。サンゴ礁科学を柱にした研究拠点は世界的にも希であり,また,北西太平洋を代表する海洋・環境観測地点として機能させ,地球規模での気候変動解析と未来予測のために必須である一次記録を次世代に残す役割を担う拠点となるよう事業を展開します。さらに,これからの世界を牽引することできる科学者及び教育者の育成,学術試料の収集および管理によって将来の自然科学の持続可能な発展を目指します。

 

これまでの経緯

平成26年7月8日 任意団体喜界島サンゴ礁科学研究所を設立し、研究調査活動を始める
平成26年7月 特定非営利活動法人格取得のための勉強会を始める
平成26年12月19日 一般市民向けのサンゴ礁科学セミナーを新たに始める
平成27年4月18日 第2回サンゴ礁科学セミナー
平成27年5月9日 早町小学校にて出張授業
平成27年8月18日 特定非営利活動法人認証申請
平成27年8月19日〜23日 第1回 サンゴ礁サイエンスキャンプ in 喜界島 開催
平成27年8月22日 開所式
平成27年8月22日〜25日 第1回 喜界島サンゴ礁科学シンポジウム 開催
平成27年10月31日 特定非営利活動法人認証