第4回喜界島リーフチェックを実施しました!

2021年8月25日、今年で4年目になる喜界島でのリーフチェック(*世界でおこなわれている科学者と市民ダイバーによるサンゴ礁のモニタリング調査)。今年も440歳を越える荒木集落沖のご長寿ハマサンゴの周辺を調査しました。

今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、喜界島サンゴ礁科学研究所とヨネモリダイビングサービスのスタッフでのみでの調査とを行いました。
当日は波も穏やかでボートから覗く海底はまるで手が届きそうなほど海は透き通る調査日和でした。

調査では、生態系の状態を知るために、魚類、底生生物、底質チームに分かれ、二人組のバディを組み、海底にはられた側線に沿って調べました。毎年同じ場所で調査することで、環境の変化を把握することができます。

今回の調査では白化しているサンゴ群体は見られず、浅場・深場どちらの水深ともに海底に占める有藻性サンゴ(造礁サンゴ)の割合は昨年2020年と比較して大きな変化はありませんでした。
また、底質の調査ではどの属のサンゴが多いかをカウントしたところ、この海域ではハマサンゴの仲間が多いようでした(サンゴの3割くらい)。この豊かな海の中のサンゴたちがいつから喜界島にいるのか、そして未来に残るのか、海中のサンゴ礁の調査と、陸上の化石の調査と合わせて、今後も研究を進めていきます。(駒越)

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