READYFOR株式会社と連携し、遺贈寄付の相談受付開始

 喜界島サンゴ礁科学研究所では、READYFOR株式会社の「レディーフォー遺贈寄付サポート窓口」と連携し、遺贈寄付の相談受付を実施いたします。 

弊所では「100年後に残す」という理念のもと、研究を持続的に発展させ、その成果を世界に共有し、人材育成・教育・普及を通じて将来より良い未来を残していくために活動してきました。

その中で、誰もが行動をおこすことのできる研究所作りにご参加・ご支援いただくため、寄付の受付を行ってまいりました。

*弊所の寄付受付に関してはこちらをご覧ください >>>>> https://kikaireefs.org/donation/

 READYFOR株式会社は、日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営しており、様々な社会的な活動との関係性を構築している企業です。

 今回の「レディーフォー遺贈寄付サポート」では、弊所をはじめ、環境・教育・医療・国際協力など幅広い分野で活動するNPOや大学を、寄付先団体としてご紹介くださるほか、約2万件の社会活動を支援してきた経験を活かし、専任のコンサルタントが遺贈寄付に関するご相談に応じてくださいます。

今後、READYFOR株式会社と連携し、これまで以上に多くの方に安心して寄付を検討いただけるよう努めてまいります。

皆様の想いの詰まった研究所作りにご支援・ご参加をお願いいたします。

レディーフォー遺贈寄付サポート窓口


■ 詳細ページ https://izo.readyfor.jp/


■ お電話でのご相談・資料請求
☎︎ 0120-948-313(
通話料無料)
受付時間:平日10:0017:00(年末年始を除く)
*お問合せの際は、「喜界島サンゴ礁科学研究所のサイト」で見たとお伝えください。

 

 ■ オンラインでのご相談・資料請求

  以下のお問合せフォームをご記入のうえ、お問合せください。

 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSclBfcsMWj07VSyh0vz0jUBe2k1zSQZFneUUkLNoQiQBPlGYA/viewform


サポート窓口へは何度でも無料で相談可能となっておりますので、お気軽にご相談ください。

小野津のビーチクリーンを開催しました!

喜界島のキレイな海を守るために、これからのウミガメの産卵シーズンに合わせてウミガメが安心できる海をつくるために、研究所と集落の皆さん合同でビーチクリーンを実施しました。

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 こんにちは!ビーチクリーンを企画した研究所のインターンの椛島です。

出身大学は立教大学の文学部とサンゴにはあまり関係がありませんが、海が好きで環境問題について考えてみたくてビーチクリーンの企画を担当させてもらいました。

環境保護に興味があるといっても、ビーチクリーンの参加や企画は初めての経験。

雨予報もありみなさんに集まっていただけるか不安でしたが、当日の朝、ビーチでは青空の中たくさんの人に参加していただきました。

 

ウミガメが産卵に上がることもある小野津ビーチ。

ブイや発泡スチロール、ペットボトルなどの漂着物であふれていて、綺麗な海が台無しの状態でした。

 

漂着物の中には注射器などの医療用品も!

 

どこの地域からどのような経緯で流れてくるのでしょうか?

たくさんあったゴミもみんなで拾えばあっという間!

子どもから大人まで30人以上の方に協力していただきました。

世代関係なしにきれいな島を大切にする姿が喜界島の良さなんだなと感じました。

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若い人と研究者とアーティストと。

サンゴ礁の海辺で様々な人が集まり交流する。

私が喜界島に来て2週間くらいですが喜界島の魅力や研究所の役割が分かってきたような気がします。

今回は喜界島PR動画作成の一環として写真家の大杉隼平さんにも参加していただき島を想うみなさんの姿を撮影していただきました。

映像の完成が楽しみです!

ゴミがだいぶ集まってきた頃、ビーチクリーンのもう一つのテーマとして漂着物調査を実施しました。

普段から海岸清掃をされている冨さんのインストラクションのもと、ペットボトルのラベルにあるバーコードの数字を見てどこの国のペットボトルかを調べていきます。

 

皆さんどこの国が多いと思いますか?

 

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結果は、

ラベル無し:412

日本:20

中国:271

台湾:3

韓国:16

ベトナム:2

マレーシア:1

香港:1

小野津に漂着するペットボトルの約半分は中国産のものという結果になりました。

日本が予想以上に少なかったので驚きましたが、漂着物は風や海流の関係で季節ごとに変わってくるそうです。

日本から生まれるペットボトルが他の国の生き物やビーチの迷惑になってないといいですが。

皆さんもビーチの漂着物のバーコードをチェックしてどこの国からきているか調べてみてください!

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時にはヨーロッパ産のものもみられるそうですよ。

また、ビーチクリーンをしているとこんなかわいいものを見つけることも!

漂着物の仕分けを終え、ごみの分別も終え、小野津の海岸はすっかりきれいに。

最後は皆さんで記念に一枚!

なんて表現すればいいのだろう?    海だけでなく心がすっきりした感じがあります。

みなさんご参加ありがとうございました!

みなさんに協力していただいて楽しく清掃活動ができたほか、漂着物やイベント企画など多くのことを学べたビーチクリーンになりました!

今後も定期的に海岸清掃と漂着物調査を続けていきたいと思うので、皆さんのご協力よろしくお願いします!

文責 椛島賢斗 (インターンシップ生)

オンラインセミナー ”サンゴ礁の現在と将来予測” Q & A

オンラインセミナー ”サンゴ礁の現在と将来予測” Q & A

1/8にオンラインセミナー「サンゴ礁の現在と将来予測」が開催されました!

講師に山野博哉先生(国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター センター長)をお招きしました。

そのセミナー後に受講者のみなさまからたくさんのご感想や質問が寄せられました。

寄せられた質問を講師の山野先生に答えていただきました!

ぜひご覧ください!

(セミナー受講者のみなさま、アンケートのご協力ありがとうございました。)

セミナー概要

オンラインで開催したセミナーには、65名の皆さまにご参加いただきました。

渡邊理事長との対談のあと、山野先生からサンゴ礁の成り立ちと生態系の変化、地形や堆積物、リモートセンシングを用いて調べ、過去から現在、そして未来のサンゴ礁がどのように変化していくのか、これまでに山野先生のご研究で分かってきたこと、そして奄美のサンゴ礁の重要性についてもお話しいただきました。

徳之島の南部に住んでおり、島の方々(とくに大人)にサンゴ礁がどんなところであり、大事にしたいものだという事を知ってほしいと思っています。現在は少しずつですが、小中学校等で海岸の観察会や話をさせていただくようになりました。

Q. 島民の方々と一緒に楽しくできる保全活動について何か良い事例はご存知ですか?
A.

保全活動ですが、一つはサンゴの状況のモニタリングだと思います。

奄美群島は熱帯と温帯の中間に位置しているので、サンゴの分布地として面白いところですし、またサンゴがこれから変わっていく重要な場所と考えられます。

今の状況や、もし白化が起こった場合など、非常に重要な情報になると思います。

コーラルウォッチなど、手軽にサンゴの健全度を調べるやり方もあります。

また、陸と海はつながっているので、陸に目を向けることも必要ではないかと思います。

徳之島は農地が多く、私が訪問したときに赤土が流出している状況も目にしました。

圃場整備の問題もあるので農家の方々が悪いわけではないのですが、農地へのグリーンベルトの植栽など、赤土流出を防止する活動も重要だと思います。

養殖したサンゴの移植が各地で行われていますが、クローンである場合や実際にはあまり根付いていないという問題があるなど、否定までは行かずとも色々なご意見を聞きます。

Q. クローンサンゴの養殖、移植について、山野先生の考えを教えてください。
A. 

サンゴを移植して定着したとしても、その範囲は限られています。

ですので移植すればすなわちサンゴ礁の生態系が再生されるわけではありません。

ただ植えれば良いというものではなく、移植したサンゴがちゃんと定着して育ってくれるかは、環境をよく調べて、サンゴが元いた場所、サンゴが育ちやすい場所などを選定する必要があります。

さらに、そこが再生すると産まれた卵が他の場所にたどり着きやすい場所(幼生供給基地となる場所)など、全体への波及効果も慎重に考えて移植は行うべきだと思います。

親群体を採取してそれを分割すると確かに多様性は下がりますが、現在はサンゴの受精卵を採取して育ててから移植するという方法が確立されつつあり、ある程度の多様性が確保された状態で移植する苗が準備されていると思います。

そうした方法で準備されたものを移植するのが良いと思います。

月1くらい房総半島で潜っているので、図鑑を参考にサンゴを認識してみたいと思います。

Q. 日本のサンゴが分かる図鑑などはありますか?
A.

サンゴ図鑑に関しては、無料のものとしては、例えば以下のものがあります。
日本の有藻性イシサンゴ類

モーリシャスの事故について興味がありました。

Q. 今回の調査は賠償金についての査定にも影響するのでしょうか?
A. 

これに関しては、わからないというのが正直なところです。

査定に関しては、我々の調査とは別のところで進んでいると思います。

水温の上昇により南のサンゴ種が北上しているとのことですが、

Q. 北上ではなく、もともとの地域で深い方に生息域が移動することはないのでしょうか?
A. 

深い方への生息域の移動は、ありえるとは思いますが、どこまでも分布拡大できるわけではありません。

サンゴには光が必要で、水深が大きくなると光が届かなくなるからです。

ただ、最近では、深場(水深40-60mぐらい)でもサンゴがいる場所が見つかってきていて、そこは水温上昇の影響を受けにくいため、そこから卵が産まれて浅いところのサンゴを回復させている可能性が指摘されています。

深場のサンゴについては、アクセスしにくい(ダイビングで行けない)ので、まだ実態がわかっていません。

深場のサンゴの役割やその変化は、今後重要な課題だと思っています。

Q. 高温に強いサンゴの褐虫藻を、高温により白化しているサンゴに共生させることはむずかしいのでしょうか?
A. 

サンゴが白化することによって高水温に強いタイプの褐虫藻を獲得しているという仮説があります。

この仮説の通りである場合もそうでない場合もあるようで、まだ結論は出ていないと思います。

従って共生させることができるかどうかもまだわかっていない状況だと思います。

移植なども含めサンゴへの介入は必要に応じて行うことを検討することは良いと思いますが、まずは自然界でそうしたことが起こっているかを確かめてから、人工的に共生させるなどの介入を慎重に考えるべきだと思います。

KIKAI College (キカイカレッジ)の他コンテンツはこちらから!

研究者の仕事の楽しさは何ですか?

中学一年生の二人から嬉しい質問をいただきました!

北海道大学の渡邊先生の研究室の卒業生である河村さんは修士号を取得し、中学校の先生をしています。河村さんの教え子から届いた質問に渡邊先生が回答しました。そのお返事を紹介しようと思います。

はじめまして。渡邊先生に、いくつかお尋ねしたいことがあります。

・どんな研究をしていますか?
・研究者は日常的にどんな仕事を行っていますか?
・研究者になった理由は何ですか?
・研究者の仕事の楽しさは何ですか?

質問は以上です。よろしくお願いします。

はじめまして渡邊です。興味を持ってくれてありがとうございます。

サンゴを研究しています。サンゴと言えば、河村先生から教えてもらっているかもしれませんが、動物だったり、植物だったり、鉱物だったり、いろいろな性質があります。また、それらの性質により、サンゴは、サンゴ礁という地形を造ったり、熱帯の海という普通の動物では生きにくい場所で生きることができたり、そこに棲む多くの動植物を維持したり、古くからそこに住んでいる人間の生活に必要な水を蓄えたり、食物を与えてくれています。また、サンゴの骨格は死んだ後にも残って化石となり古いものでは数億年も前のがあります。現在のサンゴ礁は、海洋でもっとも高い生物多様性が高いところになっていて、地球温暖化や海洋汚染にもとても敏感です。サンゴを研究するということは、サンゴ自身を知ることと、サンゴに影響を及ぼすものを理解することの2つがあります。サンゴ自身を知ることも、サンゴには動物、植物、鉱物の特徴があるので、生物、化学、物理、地学などのいろいろな分野の知識と手法が必要です。また、サンゴに影響を及ぼすものを理解するためには、地球環境のことやサンゴ礁の上に住んでいる人間のことも理解しなくてはいけないので、考古学、人類学、経済学などの知識も必要です。サンゴの産卵から幼生を育ててその観察をしたり、サンゴが造った骨格を調べてサンゴが生きていた時間の地球環境の変化を復元したり、サンゴ礁の上に住む人間の歴史がサンゴ礁や地球の環境にどのように影響を与えるのか、などを調べています。

研究者の日常は、一言ではなかなかに説明が難しいですね。研究のアイディアや解決したい疑問を思いついたら、そのための手段や手法を考えて、実験をしたり調査をしたりします。そこから得られた結果をさらに解析をしたりいろいろな人と議論が新しい発見につながっていきます。発見したことを世界中の人々に伝えて、人類の財産として残すためにいろいろな方法を模索します。僕が研究の対象にしているサンゴや地球環境のことは、対象とする地域までいって調査をしたり試料を取ってきたりということをしなくてはいけません。また、サンゴ礁を調査したり調べたりするうちにまた新たな疑問やアイディアがでてくることもあります。僕が研究に必要だと思っていることは、感じること、見つけること、伝えること、残すこと、の4つのことです。サンゴ礁のフィールドで調査をしたり実験室で実験をしたり、研究室や研究所で学生や他の研究者と議論をしたり、大学やいろいろなところで講義をしたり、研究の成果を論文や本として書いたり、国内や海外の学会で講演をしたり、いろいろなことが研究者の日常の中にはあります。

研究者になった理由は、よくわかりません。ただ、中学生の時には、ぼんやりと自分は研究者になりたいな、と思っていたのを覚えています。ただし、その夢は、高校や大学の時の生活で、忘れていました。高校や大学では、部活動に熱中したり、好きな女の子ができたりで、その時の楽しいことでいっぱいいっぱいだったからです。僕が本当に研究者になりたいと再び思うようになったのは、大学で進む研究室を決めなくてはならなくなった時です。当時、僕がいる北海道大学では、動物のお医者さんという獣医さんをテーマにした漫画がはやっていて、動物を扱う研究がしたいと思っていました。しかし、大学生になって好きなことに夢中になっていた僕は成績が悪く、大人気の獣医学部には進むことができませんでした。そんな中にふと思ったのが、地質学だったら恐竜などを扱うので、既に化石になって死んでいるけれども動物が研究できるのではないかと考えて、地質学の研究室に進みました。しかし、僕がそこで出会ったものは、恐竜ではなくサンゴだったのです。当時の僕の先生は言いました「君、将来研究者になりたいんだったらあんまり発掘されない恐竜よりも、いろいろなところにあるサンゴにしなさい」と言われました。今でこそ、その意味がすごくよくわかりますが、当時の僕はどこにでもでてくるサンゴの何が面白いのだろう、しかも、サンゴ礁の海から最も遠い北海道で、と思いました。サンゴ礁のない北海道で、僕は毎日毎日、暗い研究室にこもって、サンゴの化石をみていました。すると、少しづつ、サンゴの中に世界が広がっているのがわかりました。数億年も前に死んで化石になったサンゴの中には、実にいろいろな模様だったり、不思議な構造が隠されていたのです。そして、大学院に進学してから、必死にアルバイトをして貯めたお金を使って、初めて生のサンゴ礁を見に沖縄に行きました。その時のサンゴがいる海の中の圧倒的な存在感と雰囲気は、今でも鮮明に覚えています。お金もあまりなかったのでキャンプ場でテントを張って過ごして研究をしました。その時に出会ったいろいろな人達との経験は今でも忘れられない記憶です。そのようにしてどんどんサンゴ礁の魅力にはまっていった僕は、やがて、本当に研究者になってやろうと思うようになりました。

研究者は、世界で初めて知ること、つまり、発見することを目指しています。ひとつの疑問を探求して自分自身の力で明らかにしていくことはとても楽しいことです。それには、その疑問がこれまでの人類の誰もが明らかにできなかった、ということを知る必要があります。学校では、試験があるとそれについての解答を時間内に答えることを求められると思います。また、インターネットで調べるとすぐに何でも教えてくれると感じるかもしれません。だけれども、世の中にはまだまだわからないこと、科学では説明がつかないことがたくさんあります。これまで人類は未知のことに対していろいろな実験や思考を繰り返し、少しずつわかってきましたが、自然界にはまだわかっていないことが溢れかえっているのです。研究は、常にわからないことに向かっていくことなので、毎日がとても刺激的です。もちろん、人知れず地道な努力を積み重ねなくてはいけないですし、時にはとんでもない失敗をしたりします。それでも、何かを発見するというとてつもない感動を一度でも味わってしまうと途中でやめられなくなるのです。疑問に向かって挑戦をする時には、孤独を感じることもありますが、それを続けていくと、性別や年齢や宗教、肌の色などに関係なく世界中の研究者と繋がったり、違う分野の人たちが協力してくれるようになります。研究者としての楽しさには、世界中のいろいろな人と繋がることができ、発見の喜びをわかちあえることもあります。

渡邊 剛


KIKAI college 受講生募集中!サンゴ礁フィールドに研究しよう!

KIKAI collegeのウェブサイトはこちら

2/20(土) “サンゴ礁文化フォーラム”開催 YouTube配信実施!

喜界島サンゴ礁科学研究所・喜界町役場・公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、サンゴ礁とともに生きてきた人々の伝統文化に注目し、そこから海との共存のヒントを見つけ、地域活性化・文化継承・サンゴ礁保全に結びつけるため、「サンゴの島の暮らし発見プロジェクト」を進めてきました。

『サンゴ礁文化フォーラム』では、本プロジェクトの集大成としてプロジェクトで明らかになった島の様々なサンゴ礁文化と、それを保存していく取り組みを紹介します。

また、同じサンゴ礁文化が残る沖縄県石垣島白保集落との交流や写真家大杉隼平さんと制作した喜界島PR動画の初お披露目も予定しています。

『サンゴ礁文化フォーラム』の様子はYouTubeにて配信します!

皆さまぜひご覧ください!

【 サンゴ礁文化フォーラム 】

 

日時:2021220() 13:00~16:15

場所:喜界町役場ホール +  YouTube配信

主催:喜界町役場、環境省、喜界島サンゴ礁科学研究所

協力:WWFジャパン

 

↓プログラム内容を一部ご紹介します↓

■喜界島紹介と喜界島PR動画お披露目

■サンゴの暮らし発見プロジェクトとサンゴ礁文化の紹介

■喜界島阿伝サンゴの石垣保存会紹介

■喜界島荒木盛り上げ隊の活動紹介

■早町小学校サンゴ学習発表

■アオサンゴ群生と協議会の紹介

■石垣島白保のサンゴ礁文化と活動の紹介

■白保集落×喜界島 サンゴ礁文化意見交換会

■サンゴの歌 土岐宏大スペシャルステージ

 

☆フォーラムの様子はYouTubeより皆様ご覧いただけます☆

https://youtu.be/8T75Yl6nlBI

世界的にも稀少な隆起サンゴ礁から成り立つ喜界島では、サンゴ礁と人がともに暮らし、サンゴ礁文化と呼ばれる独自の文化が生み出されてきました。

人々の暮らしとサンゴ礁生態系の劣化・サンゴの減少には密接な関わりがあるにもかかわらず、近年両者の間には隔たりが広がり、人々の関心も離れ始めています。

そこで環境省はサンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020を策定し、そのなかで「地域の暮らしとサンゴ礁生態系のつながりの構築」を重点的に取り組む対策の一つとしました。

そこで私たちは「サンゴの島の暮らし発見プロジェクト」を立ち上げ、サンゴ礁文化の掘起しワークショップ、サンゴ礁文化資源マップの制作、そして、地域の人たちが主体的 にこうした取り組みを継続していく支援活動などを行ってきました。

『サンゴ礁文化フォーラム』では、本プロジェクトの集大成としてプロジェクト成果や今後の展開などを発表します。

お問い合わせは喜界島サンゴ礁科学研究所まで!

KIKAI College サンゴ塾 特別講義 講師:上村真央さん

115日にKIKAI College サンゴ塾(オンライン)で講師に上村真央さんをお招きして特別講義が開催されました。
 
上村真央さんは現在沖縄でヨガと瞑想のインストラクターをされており、2018年・2019年にパドルボードの世界大会である”Molokai2Oahu” (モロカイチャレンジ)でカテゴリー別優勝をされています。
☆”Molokai2Oahu”についてはこちらの動画をご覧くださいhttps://www.youtube.com/watch?v=VpMLxxUsyrY
 
特別講義では渡邊理事長やサンゴ塾生との対談を中心に、沖縄と喜界島の海の違いや好きなことを追求することでみえてきたことをお話しいただきました。

 

特別講義の際の上村真央さん(左)と渡邊理事長(右)

今回の滞在や以前喜界島の海に入られた時に感じられた沖縄と喜界島の海の違いとして、

「サンゴのいる場所」をお話しされました。喜界島の海は、陸とサンゴのいる場所・その先の深い海が沖縄より近く感じるそうです。

 

渡邊理事長からは、沖縄は礁嶺と呼ばれる地形が沖にあること、喜界島は島全体がサンゴ礁が隆起してできていることからこのような違いが感じられるのではないかと、島や地形の成り立ちについて説明がありました。

 

また、喜界島は島を歩くだけでサンゴの自然な違いを感じられることが不思議だったと上村さんはお話しされていました。

その後、世界一過酷な海峡横断レースと言われるモロカイチャレンジやパドルボードについてお話しいただきました。


ここでは、サンゴ塾生からは競技や練習方法に関する質問が寄せられました。


上村さんからの「どんな練習が必要だと思う?」という問いに対して、サンゴ塾生からは「筋トレ」「漕ぐ練習」「持久力」という答えがありました。


上村さんは体を鍛える練習も必要だけど、天気予報を使って流れと風を読めるようになる、海を感じて風や波に合わせて動けるようになる練習も必要だとおっしゃっていました。

時には命の危険も感じるレースでも上村さんが挑戦するのは、「海が好きで、海を渡ることで陸では出会えない世界に出会えるから」だそうです。

渡邊理事長から「今も昔も、変わっていく環境下で危険なこともあるが、ヒトは島を渡ってきた。それはどうしてだろう?」という問いかけがありました。

 

サンゴ塾生からは「面白そうだから」「楽しみだから」という意見がありました。

 

これを受けて上村さんは、

「海が好きで、海を感じることが好きで、毎日違う姿を見せる海を感じると、もっと先の海を知りたいと思う」

「無理はしない範囲でちょっとずつ勇気を積み重ねることで、当たり前だったことが変わり、世界が広がる」

とご自身の経験から考える海を渡る理由をお話しされました。

 

渡邊理事長は「研究と似ていて少しずつ発見を積み重ねるとやめられなくなり、結果それが大きな発見につながる」というお話もありました。

怪我や挫折を繰り返しながらも、上村さんが競技を続けてきたのは「うまくいかないときにしか気づかないことがあって、そんな時こそ成長できる」と感じられるからだそうです。

 

上村さんのお話を通して、「好き、知りたい、やりたい、楽しい」という想いを大切に、夢中を貫き通すことで自分自身が成長し磨かれていくのだと考えさせられました。

 

上村さんと渡邊理事長による特別講義の様子は後日YouTubeにて公開予定です。

ぜひこちらもご覧ください!

 

次回はぜひ上村さんと一緒に海を感じて、また海の面白さや楽しさをお話ししたいです。

今回は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

 

(文責:小山都熙)

年末のご挨拶

 

1229日〜13日まで研究所は年末年始のお休みをいただきます。

2020年の終わりを穏やかに迎えることができ、研究所の活動にご参画いただいた皆様、ご支援をいただいた皆様に感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

研究所はおかげさまで6周年を迎え、多くのチャレンジの年になりました。その中で分かったことは離島にあっても多くの皆様と繋がることができること、想いを共有し、アクションを起こすことができるということでした。

 

私たちの合言葉となった「100年後に残す」は困難を乗り越える原動力ともなっています。

来年は研究所がみなさんの集合場所の役割を果たし、100年後に向けたたくさんのfusionを生み出す場として活動していきたいと考えています。また皆様と一緒に次の未来を考える機会を楽しみにしております。

 

良いお年をお迎えください。

来年も喜界島サンゴ礁科学研究所をよろしくお願い申し上げます。

 

 

令和2年1228

喜界島サンゴ礁科学研究所

「珊瑚の唄が聴こえる2020」に出演しました!

「珊瑚の唄が聴こえる2020」に出演しました!

12月8日 珊瑚の唄が聴こえる2020 オンラインライブに出演しました!

「珊瑚の唄が聴こえる2020」が12月8日、オンラインで開催されました。“サンゴ“をテーマに豊かな未来について考え、全世界に発信していくために、サイエンティストとアーティストがタッグを組んだのが「珊瑚の唄が聴こえる」です。昨年、喜界島サンゴ礁科学研究所で第1回目が行われ、今年は第2回目となります。本来なら今年も喜界島サンゴ礁科学研究所で行われる予定でしたが、感染症拡大防止の観点からYoutubeで全国配信されました。

 

出演者は川崎のライブハウスCLUB CITTA’A’TTICと喜界島のライブハウスSABANIに集まり、2つの会場をオンラインでつなぎ、ライブ配信されました。研究所からは、川崎の会場に渡邊理事長と研究所インターン生、喜界島の会場に研究所スタッフが参加しました。

<第1部> トークセッション「縁日」

3名のゲストが「どうやって自分の居場所を見つけたか」をテーマに、それぞれの経験、思いを語りました。渡邊理事長はサンゴ礁という切り口から社会、そして居場所についてお話しされました。

・ゲスト

岡清華(アーユルヴェーダ専門家・管理栄養士)
中村美穂(水泳ジュニアオリンピックチャンピオン・トライアスロンコーチ)
渡邊剛(喜界島サンゴ礁科学研究所 理事長)

<第2部> 珊瑚の唄が聴こえる

喜界島のライブハウスSABANIとつなぎ、東郷さやかさん、安田ひろきさんによる島唄、時本茂花さんによるエイサーが披露されまれした。喜界島の風が全国に届けました!

■基調講演

“サンゴ礁“をテーマに、渡邊理事長とMCの大櫛エリカさんによる対談が行われました。

対談では、サンゴ礁、喜界島サンゴ礁科学研究所、そして「100年後に残す」という理念について渡邊理事長が語りました。

 

基調講演ではKIKAIカレッジの紹介もしました。KIKAIカレッジのサンゴ塾生、北海道大学の学生がZoomで出演しました。全国各地にいるサンゴ塾生、大学生が一堂に集まれたのもオンラインだからこそ!

出演してくださった皆さんありがとうございました!!

■スペシャルライブ

喜界島のシンガーソングライター 土岐宏大さんが喜界島の魅力を歌ったオリジナル曲を披露しました。喜界島の伝統行事「そうめんガブー」という曲で川崎の会場は大盛り上がり!

ミスフラジャパンユニットMiyuu & Sakiによるフラダンス。美しい踊りに会場はうっとりとした空気に包まれました。

今回が初出演となるシンガーソングライター eriさんによる演奏。2021年未来に向けて想いを届けました。

珊瑚の唄が聴こえる2020、出演アーティスト、実行委員、スタッフのみなさん
東在住の研究所インターン生が川崎に集結。スタッフとしてイベントをサポートしました!

~“サンゴ”をテーマに豊かな未来を考える~

視聴者の皆さんはサンゴをテーマにどんな未来を想像したのでしょうか?

同じ“サンゴ”でも、サイエンティストから見たサンゴ、アーティストから見たサンゴ、そのイメージは人それぞれです。それでも、“美しい”という共通のイメージがあるのだと思います。皆がその“美しさ”を語り、共有できる未来であってほしいと思いました。今後も、サンゴ、喜界島を通して、未来に何を残していくか皆さんと共に考えていこうと思います。

当日のYoutubeの視聴者は100人を越え、動画配信から一週間で再生回数は2000回を越えました。研究所でイベントを開催することはできませんでしたが、全国の皆さんに研究所について、そして喜界島について知ってもらえたと思います。このイベントを見て下さった皆さんが喜界島サンゴ礁科学研究所に遊びに来てくれたらうれしく思います!

イベントはYoutubeで公開されています!当日見れなかった方はこちらから視聴いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=-5Y-f7qLYhw

主催:珊瑚の唄が聴こえる2020実行委員会
共催:NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所 一般社団法人誰もが誰かのライフセーバーに
後援:喜界町 喜界町商工会 喜界島観光物産協会
協力:日本航空 日本エアコミューター クラブチッタアティック SABANI

(インターン生 田中萌奈)

日本サンゴ礁学会第23回大会 大会参加報告

20201121日から1123日まで日本サンゴ礁学会第23回大会が開催されました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、初のオンライン開催でした。

○ 口頭発表

ZOOMで行われた口頭発表では、渡邊理事長・山崎所長に加え、北海道大学渡邊研究室の博士課程1名・修士課程1名がそれぞれ最新の研究成果について発表しました。

本大会ではKIKAI Collegeのカレッジ生2名もこれまで行ってきた研究の成果を口頭発表しました。研究内容に自信をもって発表し、研究者の方々からの質問にも自分なりの意見をしっかりと応える姿は一段と輝いて見えました。常に挑戦・成長し続ける2人からこれからも目が離せません!

☆ 津田和忠くん(カレッジ生・喜界高校3年生)

「今回の学会は僕にとって初めての口頭発表でした。昨年は札幌でポスター発表を行ったのですが、それとは異なる難しさを感じました。一流の研究者の方々に囲まれてとても緊張しましたが、これから先自分も立派な研究者になりたいと改めて考えることができる良い経験でした」

☆ 日吉慎太郎くん(カレッジ生・喜界高校3年生)

「喜界島での研究の集大成として、今回は初の口頭発表でした。高校生活最後の発表がオンラインになり、ホッとした反面とても悲しかったです。しかし、研究には終わりがなく、これからも研究を続けたいと再確認できた発表でした。たくさんの先生方から質問やコメントをいただけたことをありがたく思います。

体験に勝る学問はない。喜界島でサンゴ研究に挑戦しながら高校生活を送れたのは、僕の人生に大きな影響を与えました。サンゴ礁が創る世界は素晴らしく、これからも関わっていきたいです。」

○ ポスター発表

ポスターセッションではサンゴ研でも研究を行っている北海道大学渡邊研究室の学生3名と九州大山崎研究室の学生1名が発表しました。喜界島で行われている最新の研究成果も発表され、喜界島がサンゴ礁研究の聖地であることを再認識し、今後もさらに研究活動が発展していくことに期待が高まりました。

小・中・高校生によるサンゴ礁研究ポスター発表にてサンゴ塾生5名が「いきものがつくる石」というタイトルで発表しました。今年夏に喜界島にて行われた『KIKAI Collegeフィールドワーク』で分析した結果を、その後のオンライン授業で考察・議論してポスターにまとめました。今回の発表では、全員で協力して一つの発表を行い、聴衆からの質問にはフィールドワークでの経験や感じたことをもとに自分達の意見を説明することができました。ここでもまた次世代のリーダーが成長していることを感じられました。

KIKAI Collegeでは、喜界島・サンゴ礁を舞台に一緒に研究する仲間を募集しています。

詳しくはウェブサイト(https://college.kikaireefs.org)をご覧ください!

○ 自由集会「喜界島サンゴロジー」

サンゴ礁という研究分野の多様性が高いフィールドを有する喜界島にあるサンゴ研は“サンゴロジーを進める拠点となっています。この自由集会は、奄美群島・喜界島を舞台にさらに“サンゴロジーを発展させるための議論の場として、サンゴ研の渡邊理事長・山崎所長・駒越先生がオーガナイザーとなって開催されました。

 

渡邊理事長から重点プロジェクトである「MIRAIプロジェクト」について紹介があった後、北海道大学 西村裕一先生に「サンゴ礁海岸と地震・津波」、鹿児島大学 高宮広土先生に「奄美・沖縄諸島における『島嶼環境』とヒト(Homo sapiens) 」というテーマでそれぞれご講演いただきました。

最後は、質疑応答を中心に『災害や環境にサンゴ礁の上に住むヒトがどう応答してきたか』『自然環境と人間生活・文化の関係がどのように変化してきたか』など幅広いテーマで議論が展開されました。

今後もサンゴ研の重点プロジェクト「MIRAI Project」では、サンゴロジーを発展させ100年後に残すべき価値を考えていきたいです。

 

※こちらの詳細はサンゴ研が発行する学術誌「Coralogy」に掲載される予定です。

○ 日本サンゴ礁学会オンライン企画
 「サンゴ礁の研究室をオンラインで訪ねてみよう!」

日本サンゴ礁学会オンライン企画では「サンゴ礁の研究室をオンラインで訪ねてみよう!」と題して、サンゴ礁で研究を行う先生方が小中高生に向けてご自身の研究や研究室について紹介し、参加者から寄せられた様々な質問に応えました。

回答者として渡邊理事長も参加し、北海道大学の研究室で行っている研究活動や「KIKAI College」「MIRAI Project」について紹介しました。

参加者からはサンゴの寿命や環境の変化への対応について鋭い質問が寄せられていました。時間の都合上取り上げることのできなかった質問への先生方の回答は、ウェブサイト(https://sites.google.com/view/jcrs23)で後日公開される予定です。

皆さん、ぜひご覧ください。

KIKAI College」「MIRAI Project」に関するお問い合わせは喜界島サンゴ礁科学研究所(電話:0997-66-0200)まで!

シンリョクのシンリャクを開催しました!

このイベントは、喜界島の皆さんに国立公園をシンリャクしている外来植物を知ってもらうために企画しました!

イベントを企画した、鹿児島大学3年の田畠(左)です!

自分は水産学部で、普段は魚や海のことしかやっていませんが、島が好きなのでこのようなイベントを担当させていただきました!

さて、当日は残念ながら、真冬日でしたが…

その分、お茶が身にしみました。

この日は、喜界島にもともと住んでいるシマグワとオオイタビの葉をブレンドした桑茶を参加者に提供しました!

少し甘いお茶で、タンパク質が豊富なのだそうです。

このお茶は、完全手作りです。

まずきれいな葉を採取し…

よく水洗いし、乾かします。

試作時はクァバの葉も使いました。

太い葉脈(主脈、中肋といいます)を取り除き、約5㎜の千切りにします。

千切りにした葉を、焙じて…

茶葉の完成です!!

手前のシマグワは、焦がす直前です。こうなると香りも一段と高く、良い感じに仕上がりました!

20人分用意しましたが、前半の休憩には無くなってしまいました。

ご好評いただきありがとうございました!

【注意】食べると有害な葉もありますので、実践される場合は専門家立会いのもとか、ご自身でよく調べてから行なってください。

イベントの前半は、喜界島の在来植物と国立公園、発見した外来植物の紹介しました。

不慣れな分野の発表でしたが、想像以上の外来植物がシンリャクしていることを伝えられたと思います。

後半は実際に観察するために、シンリョクのフィールドへ!

まず一行が向かった先は、隆起サンゴ礁を登る坂道です。

フィールドを解説するのは、喜界島在住の高坂先生。

先生の本業は獣医師ですが、野草にとっても詳しい方で、今回のお茶も先生から教わりました。

さっそく外来植物のギンネム が目に付きました。

島中の道路脇に茂り、駆除し尽くすのが困難な外来植物の一つです。

もともと住んでいた植物も解説します。これはゲットウです。

葉をちぎるといい香りがします。これも茶葉として優秀で、沖縄ではお土産として販売されていたり、お餅を包んだりします。

坂道を登りきると、セイタカアワダチソウがいました。

セイタカアワダチソウは本土では厄介者扱いされており、周辺植物の生長を阻害します。喜界島にはいないと思っていた方もいました。

他にもホシアサガオ・ムラサキカタバミ・アメリカフウロなど、ここは外来植物の見本市と化していました。

ここでセイタカアワダチソウの駆除を行いました。

次に一行が向かった先は、隆起サンゴ礁の崖下です。

高坂先生が次々と解説していきます。

在来植物をいくつか紹介します。

左からハマイヌビワ、ハマビワ、イヌビワです。紛らわしい名前ですね。違いが分かりますか!?

サツマサンキライ。面白い名前ですね。

喜界島ではサンキラーと呼ばれています。この葉もお餅を包んでいました。

ゲットウの種子が見れました。齧ってみるとなんとも言えない辛みと渋みがあります。

さすがショウガの仲間です。

研究所のFacebookでもフィールドの様子が動画で視聴できるので、興味がありましたらご覧ください!

高坂先生によると、現代人はミネラル不足とのこと。

今はお金さえ払えば、食べ物には困りません。

しかし、食品を加工する段階で、ミネラルは真っ先に流出してしまいます。

骨粗しょう症や貧血は、そうしたミネラル不足が原因の場合もあります。

そんな現代人の問題に向き合えるほどの豊富なミネラルを、野草は持っているそうです。

身近な植物で健康になれるのなら、嬉しい限りですね。

結局、この場所にも多くの外来植物がいました。

100年後、この外来植物たちはどうなっているかとお聞きしたところ、今よりも増えていると答えた方がほとんどでした。

どの場所にも外来植物が繁茂しているので、そう感じてしまうのもいた仕方ないのかもしれません。

在来植物のように、効果的な利用法が見つかればシンリャク止められるかもしれませんね。

研修生の僕としては、異なるジャンルの研究を考える、良いきっかけになりました。ここまでご覧くださってありがとうございました!

Peatixへの不正アクセス事象に伴う対応について

 弊所が運営するK I K A Iカレッジ プログラムの申し込みに使用しておりますオンラインサービス「Peatix」において、10月16日から10月17日にかけて第三者による不正アクセスを受け、利用者の個人情報(氏名、メールアドレス、暗号化されたパスワードなど)が引き出されるという事象があったことが発表されました。

 弊所のpeatixページのフォロワーの皆様には、peatixの案内に基づき、メールアドレスの変更、パスワードの変更等のご対応をお願い申し上げます。

 また、クレジットカード情報および金融機関口座情報などの決済に関する情報やイベント参加履歴、参加者の皆さんが記入したアンケートで取得したデータ、住所、電話番号などの情報が引き出された事実は確認されていないとのことです。

 弊所ではPeatixの使用を停止し、弊所ウェブサイトからプログラムのお申し込みをいただけるよう整備して参ります。今後のお申し込み方法等につきましては、ウェブサイトにて改めてご案内をさせていただきます。

 弊所を応援してくださっている皆様にご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

本件に関するPeatixの案内は下記URLから参照ください。
https://announcement.peatix.com/20201117_ja.pdf

2020年11月18日
喜界島サンゴ礁科学研究所

追記:peatixよる本件に関する調査報告とセキュリティ強化実施を受けて、弊所では2021年1月より一部プログラムのpeatixの利用を再開いたしました。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

インターンシップ体験記(硯田 暉)

喜界島サンゴ礁科学研究所では、学生・社会人のインターンシップを受け入れています。あなたも研究所にインターンシップにきてみませんか!

インターンシップ生[profile]

●氏名:硯田暉
●年齢:22歳(インターン当時)
●出身:東京都
●インターン期間:2020年8/11〜9/8
●所属:酪農学園大学 4年
●普段学校でやっていること:環境保全、ボランティア
●所属サークル:バレーボール部

Q.喜界島サンゴ礁科学研究所をインターンシップ先に選んだきっかけは?

大学では湿地について学んでいましたが、就職活動中にサンゴ礁の研究がしたいと思い、研究できる場所がないか調べた結果、サンゴ礁科学研究所を見つけました。

Q.担当した業務を教えてください。

機材を使った水質分析と水槽のメンテナンス作業です。

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。

過去の海水のサンプルには水質を変化させないために水銀が使われていたので少し怖かったです。

Q.インターンシップを通してどんな気付きがありましたか?

改めてサンゴや海が好きだということに気づくことができました。
研究にはあまり関係ありませんが、島の人達がとても親切でなじみやすかったです。

Q.今後の目標はなんですか?

今回のインターンシップでサンゴ礁について色々学ぶことができたので、これからもサンゴに関わる仕事に就きたいと思います。

Q.喜界島での休日は何をしましたか?

ハワイビーチではとても綺麗なサンゴやサカナをたくさん見ることができたのでとても印象に残っています。夜は星がとても綺麗で流星群が見れたことも印象に残っています。

Q.喜界島で印象に残ったことは?

ハワイビーチではとても綺麗なサンゴやサカナをたくさん見ることができたのでとても印象に残っています。夜は星がとても綺麗で流星群が見れたことも印象に残っています。

タロウさんが連れて行ってくれたジオツアーがとてもよかったです。仕事の後で疲れていた中でありがとうございました。

研究所のインターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんにひとこと。

私がインターンシップに参加していた時は学生だけでなく社会人の方も参加していて色々な人と話し仲良くなることができました。インターンではなく、研究のために来ている学生さんもいましたが、皆サンゴや海が好きだという共通点があったのでとても楽しく過ごすことができました。インターンの時も周りの人たちが積極的に教えてくださるので安心して参加できると思います。サンゴ研究所のインターンに興味を持っている方がいましたら是非参加してみてください。

インターンシップ体験記(宮林 弘美)

喜界島サンゴ礁科学研究所では、学生・社会人のインターンシップを受け入れています。あなたも研究所にインターンシップにきてみませんか!

インターンシップ生[profile]

●氏名:宮林 弘美
●年齢:20歳(インターン当時)
●出身:兵庫県
●インターン期間:2020年8/23〜9/27
●所属:日本大学 生物資源科学部 海洋生物資源科学科 3年
●普段学校でやっていること
友人と大学付近の川でサンプリングをする、サークルのイベント企画
●所属サークル:スキューバダイビングサークル

Q.喜界島サンゴ礁科学研究所をインターンシップ先に選んだきっかけは?

幼少期からの趣味であるスキューバダイビングを通じてサンゴが好きになり、環境保全やサンゴに関わる仕事をしたいと考えるようになった。そんな矢先、研究所の情報を拝見していた際にインターンシップの募集を発見した。私は子供が好きであるため、サイエンスコミュニケーションや研究所が力を入れている環境教育活動に興味があった。また海外在住経験があるため、サイエンス英語の指導補助や教材作りは自分の能力を活かすことができそうと感じたため、実際の現場で挑戦したく応募を決めた。

Q.担当した業務を教えてください。

主に、喜界島サンゴ図鑑100年プロジェクトにおけるサンゴ骨格の写真撮影、KIKAI Collegeフィールドワークの準備・実施・片付け、サンゴ塾(サイエンス英語)の教材作成、蔵書点検、実験室のサンゴ化石サンプルの整理等。

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。

・サンゴ図鑑プロジェクトにおけるサンゴ骨格の写真撮影
自分の撮影した骨格が図鑑に載り、その図鑑を手にした人がその写真を見るかもしれないということを考えると、自分のやってきた作業が書籍という形で残ることがとても嬉しい。私はインターンシップとしての参加であったが、研究所への帰属意識が高まった。

・サンゴ塾(サイエンス英語)の教材作成
単元ごとに目的があり、それに沿って教材を作成することが難しかった。インドネシアで、英語でフィールドワークを行うという大きな目標を達成するにあたって必要な知識をどのように教えていくのかを考えさせられた。

・フィールドワーク関連業務
子供も大人も本気で研究を行っていたため、その意欲に応えられるよう準備や補助を行うことができたと感じる。例年のフィールドワークと違って口頭発表の準備期間が短い中で、子供たちが模造紙を完成させたのを見届けることができて達成感があった。それと同時に子供たちの発表は、最終的な目標である「現在から過去を考える」という点までは考えることができなかったため、そこまで補助できなかったことに対しては少し悔しさが残った。フィールドワーク全体としては、自然を科学することや知的好奇心の素晴らしさを学んだ。

Q.インターンシップを通してどんな気付きがありましたか?

まずは、自己分析をすることができたと感じる(物事への考え方や、価値観、行動の癖など)。インターンシップに来るまでは自己分析が上手く進まなかったが、幅広い業務を通して自分が仕事においてどんなことを重要視しているのか、どんなことにワクワクし達成感を感じるのか、以前より理想の将来像がはっきりしたと思う。またより良い物や体験を作り出すために試行錯誤を重ね追求することの楽しさに気がついた。また、その成果をサンゴ塾やイベントなどに還元し人に伝えるこのサンゴ研の仕事にとても魅力を感じた。

Q.今後の目標はなんですか?

人との繋がりの重要さを感じたため、苦手とするコミュニケーション力を高めたい。また、サンゴに関わる仕事に就くために、サンゴに関する知識を深めたい。そのために、学部の卒業研究ではサンゴに関する研究を行いたい。そして、また喜界島に来て研究所の仕事に携わりたい。来年は時間が合えばサンゴの産卵時期に来島しお手伝いをさせて頂けたら嬉しい。

Q.喜界島での休日は何をしましたか?

スキューバダイビングやシュノーケリングなどマリンスポーツを始め、島の観光や、研究所で企画されたイベントの参加、アオサンゴ調査の同行、ラジオの出演など。

Q.喜界島で印象に残ったことは?

・島の成り立ちや歴史
・島の方の、環境を守ることに対する考え方や行動(陸でも海の中でもゴミは気付いたら拾って持ち帰ること、島で起こっている出来事に対して敏感で情報収集をきちんとしていることなど)
・自然の豊かさ
・自然の特徴を理解し、上手い付き合い方をしていること。自然は生態系サービスを提供してくれると同時に時には怖い存在でもあることを誰もが理解していると感じた。台風前の用意周到な準備により、島では台風による死人が出ないことに納得だった。
・島の人の優しさやフレンドリーさが印象的だった。島の魚介類や野菜、果物などを差し入れして下さったり、一緒に家で飲んだりしたことが良い思い出だ。

同じインターンシップ生の仲間や、研究や実習で研究所に来ていた北大生や九大生と一緒に過ごしたことが良い思い出だ。朝研究所に向かう前に家の前の小野津ビーチや少し歩いた先にあるハワイビーチで泳いだり、一緒に自炊したり、飲み会をしたり、語り合ったりする何気ない日常が本当に楽しく貴重な経験となった。また、研究所で企画されたイベントや、オフの日、そして普段の生活でも島の人と関わることができて良かった。

研究所のインターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんにひとこと。

このインターンシップでは、科学・環境教育を通じて幅広い業務に関わることができます!また、自分が得意とする分野の能力を活かしさらに伸ばすこともできるインターンシップでもあると思います。私の場合は、英語の教材作成に関わらせて頂いたのですが、思った以上に目的を意識した教材作成が難しく向上心が掻き立てられました!

喜界島は自然、文化、島の人の優しさなど魅力に溢れています!気になる方は、この喜界島でしか体験できない出来事を是非体験しに来て下さい!間違いなく世界観・人生観が変わると思います!

 

インターンシップ体験記(佐々木若菜)

喜界島サンゴ礁科学研究所では、学生・社会人のインターンシップを受け入れています。あなたも研究所にインターンシップにきてみませんか!

インターンシップ生[profile]

●氏名:佐々木若菜
●年齢:20歳(インターン当時)
●出身:東京都
●インターン期間:2020年9/3〜26
●所属:北海道大学理学部化学科 2年
●普段学校でやっていること
化学科の専門科目の基礎を幅広く学んでいます

Q.喜界島サンゴ礁科学研究所をインターンシップ先に選んだきっかけは?

大学の2年前期に受けた、「地球惑星科学概論」という授業で渡邊先生がこのインターンシップを紹介していて、興味を持ちました。

【北海道大学理学院 サンゴ礁地球環境学 渡邊剛研究室はこちら!】

Q.担当した業務を教えてください。

図書室の整備、フィールドワーク運営の補助

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。

図書室の本棚を作ったこと!

Q.インターンシップを通してどんな気付きがありましたか?

複数人で一つの業務を進めるときは、当たり前と思っていることも丁寧に共有することが必要だと気が付きました。また、小学生は興味を持ったことだと熱中して自然と豊かな知識を持つということに気がつき圧倒されました。

Q.今後の目標はなんですか?

今後は、今回の経験(フィールドワーク)や学校での勉強を踏まえて、所属する研究室とその先の進路について、考えたいです。

Q.喜界島での休日は何をしましたか?

島内観光、シュノーケリング

Q.喜界島で印象に残ったことは?

プール内の多種多様なサンゴと魚

研究所のインターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんにひとこと。

360度美しい海に囲まれた島独特の景色・環境の中で、研究所を通して多様な人と繋がれるこのインターンは、かけがえのない経験になると思います。特に、サンゴや地学の知識に触れることができることと、スーパーな小学生と知り合えるのがこの研究所ならではの魅力だと思います!

インターンシップ体験記(髙田健司)

喜界島サンゴ礁科学研究所では、学生・社会人のインターンシップを受け入れています。あなたも研究所にインターンシップにきてみませんか!

インターンシップ生[profile]

●氏名:髙田健司
●年齢:23歳(インターン当時)
●出身:大分県
●インターン期間:2020年8/23〜9/27
●所属:宮崎大学 農学研究科 農学国際コース 1年
●普段学校でやっていること
サンゴの遺伝子を使って、保全を行う研究
●所属サークル:ダイビングサークル

Q.喜界島サンゴ礁科学研究所をインターンシップ先に選んだきっかけは?

以前から環境保全に興味があり、そのひとつの方法としてサイエンスコミュニケーションが重要なのではないかと考えていた。その時に喜界島サンゴ礁科学研究所のインターンを知り、実際に現場でどのように環境の大切さを一般の方々に伝えているのか気になり、選ぶことにした。

Q.担当した業務を教えてください。

フィールドワークイベントの企画、運営、補助

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。

イベント当日が一番印象的でした。2週間という短い間で企画を練って、宣伝をして本当に参加してくれる人がいるのか不安だったが、たくさんの方々が参加して楽しんでくださり企画してよかったと感じた。

Q.インターンシップを通してどんな気付きがありましたか?

環境保全は一人ではできないということ。保全に目を向けるあまり、人と生物の関わりをよくしていくことが重要であると考えていたが、それ以前に環境保全をする人と地元の方々の関わりも重要であることがわかった。

Q.今後の目標はなんですか?

私は、遺伝子を比べることによって、危機的状況にある海域や種を選定するという研究を行っている。サイエンスコミュニケーションという方向から環境保全に携わらせてもらったが、今後は科学的な視点からサンゴ礁の保全に関わる研究を行っていき、間接的にサンゴを守っていきたいと考えている。

Q.喜界島での休日は何をしましたか?

生き物採取、ダイビング、散歩

Q.喜界島で印象に残ったことは?

海の透明度!

研究所のインターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんにひとこと。

漠然と環境保全をしたい、自然に関わる活動をしてみたいと思っている方はぜひ、インターンに行って欲しいと思います。滞在している中で何か新しい考えが芽生えて、具体的に何か自分ができることが見えてくるかもしれません。

インターンシップ体験記(ロマスジュニア貴)

喜界島サンゴ礁科学研究所では、学生・社会人のインターンシップを受け入れています。あなたも研究所にインターンシップにきてみませんか!

インターンシップ生[profile]

●氏名:ロマス ジュニア貴
●年齢:23歳(インターン当時)
●インターン期間:2020年9/16〜10/5
●所属:宮崎大学 農学研究科 農学国際コース

Q.担当した業務を教えてください。

自分は保全のメインに今回のインターンに取り組ませていただいたのですが、保全を行うためにどう地域を巻き込んでいくのか、またいかにして同時並行で研究成果を上げ続けるのか、という大きな課題を見つけることができました。

これからは今回発見できた課題の答えに少しでも近づいていけるよう、努力していきたいです。今回、インターンを通して出会えた方々にはとても感謝しています。

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。

自分は約3週間インターンでお世話になりました。イベントの企画から実行までやってもらうとのことではじめは自信がありませんでしたが、必要な所は周りの方々が丁寧に教えてくださり安心して取り組むことができました。

ただイベントの企画等をこなすだけだと思っていたのですが、イベントをやるという事が様々な仕事の積み重ねに加えて地域の協力があって初めて実現するものだと実感し、地域の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

インターンシップ体験記(礒川将兵)

喜界島サンゴ礁科学研究所では、学生・社会人のインターンシップを受け入れています。あなたも研究所にインターンシップにきてみませんか!

インターンシップ生[profile]

●氏名:礒川 将兵
●年齢:29歳(インターン当時)
●出身:大阪府大阪市
●インターン期間:2020年8/10〜8/30
●経歴
法学部法学科卒業、ハワイ大学ロースクール修了、 現在東京の監査法人に勤務中
●趣味:スクーバダイビング、読書、旅行

Q.喜界島サンゴ礁科学研究所をインターンシップ先に選んだきっかけは?

私は社会人のため、特にインターン先を探していたわけではありません。趣味のスクーバをきっかけに興味を持った海、サンゴ、自然、ゴミ問題についての本を読んでいるうちに「単なるバカンスではなく有意義な方法で長期休暇を過ごせないか」と、思うようになりました。そして研究所のWebサイトにたどり着いたのです。サンゴ礁で出来た島にあるサンゴ礁研究に特化した機関、そこでは”100年後に残すため”の様々なプロジェクトが進められている「これだ!」と直感しました。

Q.担当した業務を教えてください。

英語版Webサイトの原稿作成、環境省グリーンワーカー事業の企画等、企画・広報系の業務に携わらせていただきました。本業とはかけはなれた未経験の業務内容だったので最初は少し戸惑いましたが、”発信すること”の難しさと楽しさを知ることができました。

●担当した英語版Webサイト
https://kikaireefs-english.org/

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。

環境省グリーンワーカー事業の企画です。出だしから蹴躓いた業務だったので、印象に残っています(笑) 環境省からの仕様書に則った当たり障りのない企画を上程して、理事長、所長に「もっと研究所のカラーを出してほしい」と一蹴されました。専門知識はないので苦し紛れに”遊び心”を採り入れた泣きの1回、所長の失笑を買いましたがなんとかOKをもらいました。広報担当のスタッフが素敵なチラシを作成してくださり、この”遊び心”が研究所や島の皆さんの間で好評となったようで、純粋に「嬉しいなぁ」と思えました。

Q.インターンシップを通してどんな気付きがありましたか?

モノ・コトの発信地がこれから都会から地方へ移りつつあるのではないか、と感じたことです。携わらせていただいた業務の多くは、研究所や島のことを、世界あるいは次世代にむけて発信するものでした。また、島の人達と関わることで、研究所の姿勢が周囲に少しずつ着実に伝播していることも実感できました。喜界島だけではありません。ゴミ分別27種類を実現した鹿児島県大崎町、日曜市の開催により観光誘致に成功した石垣島白保村— 等々、日本中の注目をさらっている他の自治体について、島民から聞く機会もありました。地方から発信者がたくさん現れたら面白いだろうな— 今そんな気持ちでワクワクしています。

Q.今後の目標はなんですか?

まだ具体的には決まっていませんが、日本中を回り、各自治体が抱えている問題や、SDGsのモデルケースとなるような取り組み、環境問題、地域振興等について、自分の目で見て、関わり、発信できるような人間になりたいと思っています。 そして、喜界島や研究所についても、3週間の滞在では到底知り尽くすことができなかったので、今後も何らかの形で関わせていただけたらと思っています。これからも宜しくお願い致します。

Q.喜界島での休日は何をしましたか?

とにかく喜界島のことを少しでもよく知りたい—そんな思いで、島中を自転車で必死に駆け回っていました。研究所のスタッフにお願いして、荒木〜浦原を案内していただいたり、アカショウビンを見るために監事のお店に押しかけたり(笑)…、研究所が開催する公民館講座や「サンゴの島の暮らし発見プロジェクトin喜界島」の打ち合わせにも積極的に参加しました。最終日の夜は、先生の一人が即興の”ナイトツアー・星”空教室に連れて行って下さり、最後に他のインターン生との素敵な思い出ができました。

Q.喜界島で印象に残ったことは?

人の温かさ、強さです。島では、沢山の人たちから助けの手を差し伸べてもらったり、優しい声をかけてもらったりしました。お陰様で、3週間ながら色々な体験をすることができました。また、コロナ禍、人口減少、ゴミ問題といった課題を抱えながらも、明るく、前向きに生きようとする姿勢に感銘を受け、自分もまた見習わなければならないなと思いました。

研究所のインターンシップ制度を利用して喜界島を訪れたおかげで、単なる旅行以上の体験をさせていただくことができました。「サンゴ研のインターンです」—そう身元を明かせば、島の人達は警戒心を解いて優しく接してくれます。研究所が信頼され島にとって大きな存在になっていることに、感銘を受けるとともに、インターン生としても「ありがたいなぁ」と思いました。願わくば、この関係が今後も続き、島と世界中の学生を結ぶ懸け橋となり続けていただけたら、インターン生として関わらせていただいた私も嬉しく思います。

研究所のインターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんにひとこと。

研究所のインターンシップで学べることは無限です。サンゴ礁や海のこと、郷土文化、動植物、地域振興、SDGs— 1回の滞在では到底学びきれないほどです。こちらが「学びたい」という姿勢を見せれば、スタッフはもちろん、快く歓迎して受け入れてくれる島民の温かさも、喜界島でインターンをするメリットです。自分の目で見る、知る、触る、体験することが好きな人、そのために潮や土や汗にまみれることを厭わない人(笑)、島のことへ積極的に関わり発信したいと思っている人へ— 喜界島へ、研究所へ飛び込んでみませんか?

体験記番外編「ターイモについて」

礒川 将兵

 今、この体験記を読まれている皆さんは、研究所や喜界島に何かしらの興味を抱かれている人ではないかと思います。サンゴ礁研究所、喜界島と聞いて、皆さんは何を連想しますか?一面のサトウキビ畑?満天の星空?喜界島特有のサンゴ礁段丘?オオゴマダラやアカショウビンといったユニークな動物?エメラルドグリーンの海と多種多様なサンゴ礁?それとも最近発見されたアオサンゴの群生でしょうか?この中には、私が喜界島に3週間滞在して見ることができなかったものも、見ることができたものもあります。そして、見ることができたもの全てが今住んでいる東京にはないもので、私の中の貴重な思い出となりました。ですが、この体験記にはターイモのことを書こうと思います。なぜなら、浦原(うらばる)集落で見た美しいターイモ(田芋)水田の景色が、私の島での滞在の中で最も印象に残ったものだからです。

 島での滞在も折り返しを過ぎた頃、中央公民館で研究所主催の公民館講座に出席する機会がありました。講師は薩摩硫黄島に住む玩具花火研究所の大岩根尚さん。「地球に遊んでもらう」というテーマのもと、自然の中で遊ぶことや、私たちの生活と地球環境との関わりについてお話しいただきました。ターイモの話が持ち出されたのは、講座の一環で行われたグループディスカッションの発表時でした。「喜界島で地産地消をどのように実践できるか?」という大岩根さんの問い掛けに、「ターイモ!」と元気よく答えたお年寄りの男性が私の隣のグループにいました。昔島民はよく食べていて、葉・茎も食べることができる、男性はそう説明していました。島民の伝統に根付いた食材で、採った全てのパーツを余すことなく利用ができるターイモに私は興味を持ちました。

 早速研究所のスタッフにお願いして、翌日夕方案内していただいたのが浦原のターイモ畑でした。目の前の水田にびっしりと並んだターイモの苗 – 茎を高く伸ばし、大きく広げた葉の上では、昼間降った雨が水玉となってキラキラと輝いています。その青々として瑞々しい姿は、それまで毎日のように見ていたサトウキビと対照的をなしとても印象的でした。集落を奥に湧水源から引いた貯水池があり、そこから冷たく綺麗な水が各々の田圃に分配されていきます。また、集落が一望できる山手の高台には保食神社、水神社があり、御神前には今は使われず雑草だらけになった土俵があります。昔は、「村遊び」と称して、子供たちによる相撲試合が御祭神に捧げられていたとのことです。自然から恵まれた水を利用し食物を栽培し、神事を通して食物神、水神に感謝する – 当時の人たちにとって田イモ栽培、水がとても大切だったことがうかがえます。

浦原は島最大のターイモ産地です。この作物の生育には水利の良さが絶対条件であり、栽培域は島北東部の伊実久に始まり百之台段丘を沿って南西部の上嘉鉄に渡り分布しています。半世紀前には嘉鈍、志戸桶でも栽培されていたとのことで、島での消費を主目的として栽培されていたようです。採った芋はウムムッチー、ウムデンガクといった島の郷土料理の食材となり、フワリと呼ばれる葉茎部は調理して食べることも苗として再利用することもできる優れた作物です。今回の滞在では、ウムムッチーやウムデンガクを食べる機会はありませんでしたが、幸いにも浦原でターイモ農家の方からフワリの一部を譲り受けることができ、湯掻いて酢味噌和えとしていただきました。簡素で朴訥とした味ですが、繊維が豊富で歯ごたえがあります。島で消費するための食糧を島民自らが栽培し、収穫物を余すことなく消費する – 世界中でSDGsが叫ばれはじめた現代から遡って50年前もの話ですが、かつての喜界島のターイモ栽培にSDGsのモデルケースを見出すことはできないものでしょうか?

そんな島の食文化を支えてきたターイモですが、水利の悪さ、サトウキビを中心とする農政への転向、生産者の高齢化、大手小売業の進出に伴う食文化の変遷などにより、年々栽培面積は減少し、現在は半分以下となってしまったそうです。「雑草を手作業で除去するのにとてつもない時間と労力がかかる。異常な自然現象や除草剤で苗が枯れてしまうこともある。」 — そう教えてくれた最前のターイモ農家の方は、還暦を過ぎていることが伺えました。また、収穫されて店頭に並ぶものはいずれも高価で、島民にとっては容易に手を出せない代物となってしまったといいます。将来、この喜界島で島民がターイモを栽培することをやめ、ターイモを食べることをやめてしまう日が来てしまうのでしょうか?

 喜界島サンゴ礁化学研究所は、「100年後に残す」という理念のもと、2014年にこの島に設立されました。100年後に残したいサンゴ図鑑、人類が排出した二酸化炭素量のデータ、国立公園 – 研究所に携わる(もしくは携わった)様々な人の「残したい」想いが、プロジェクトやイベントとして形になっています。また、次世代の科学者、教育者を育成することを目標として、子供達に「感じる」「見つける」「伝える」「残す」ことの大切さを教えています。私は島での3週間で、一面のターイモ水田が造り出す浦原の景色の美しさに「感」動しました。島の郷土料理の材料となり、葉・茎・芋全てを利用できる持続可能な作物としての可能性を「見つけ」ました。そして今、私は研究所のデスクに座って、この体験記の原稿を書きながら、「どうすれば田イモの素晴らしさを世界へ発信することができるだろう?」と、頭を悩ませています。なぜかというと、この素敵な作物のことを一人でも多くの人に「伝える」ことが、喜界島での田イモ栽培を「100年後に残す」ために今の私ができる精一杯のことだからです。
 
 読者の皆さん。皆さんにとっての「100年後に残したい」モノは何でしょうか?浦原の美しいターイモ水田を見るため、そして皆さん自身の「100年後に残したい」モノを見つけるため、喜界島・研究所を訪れてみませんか?

第3回喜界島リーフチェックを実施しました!

第3回喜界島リーフチェックを実施しました!

10月18日に台風で延期になったリーフチェック(*世界でおこなわれている科学者と市民ダイバーによるサンゴ礁のモニタリング調査)を実施することができました!喜界島では2018年から、荒木集落沖に生息するご長寿ハマサンゴの周辺でリーフチェックを実施しています。

今回の結果は、昨年に比べると水深15mの深場で生きた有藻性サンゴの割合が小さくなっています。また、9月の台風前には白化が発生していたサンゴたちも、リーフチェック時には回復している様子がみられました。

今後ともダイバーのみなさまと一緒に、喜界島のサンゴの多様性を見守っていきたいと思います。

荒木のご長寿ハマサンゴ(1578~)

底質調査の様子。メジャーの下がサンゴか別のものかを記録しています。

2019~2020年のリーフチェック 底質調査結果
2019~2020年のリーフチェック 魚類調査結果
2019~2020年のリーフチェック ベントス調査結果
喜界高校で講演会をおこないました!

喜界高校で講演会をおこないました!

研究所がある鹿児島県喜界島の喜界高校では、持続可能な地域・社会の発展に貢献できるグローバルな人材の育成を目指し、「総合的な探究の時間」として地域と連携した教育活動を展開しています。

その中で、地域で活動している講師による講演会を行っており、喜界島サンゴ礁科学研究所 山崎敦子 所長と、インターンシップ生ロマスジュニア貴さん(宮崎大学大学院)が喜界島高校1年生と2年生の98人に向けて講演を行いました。

テーマは「“研究者な自分“のすすめ」

山崎敦子 所長の研究者って何をする人だと思いますか?という問いに対して

「常識を覆す人」という回答がありました。

少しだけ講義の内容をご紹介します。

【研究者あるある】例えば…

最近、お腹が痛い日が多いなぁ…あなたならどうしますか?

1)寝てれば治るよ!って信頼できる人から言われたらその通りにする
2)原因を自分で確かめる
3)症状をネットで調べて、効きそうな薬を飲む

皆さんだったらどうでしょうか?

1日は24時間なんだって!と友人から尋ねられたらどう答える?

1)当たり前だよ!
2)そんなわけないよ!
3)本当に?

研究をする過程で大切なことは、全てのことが本当のことかどうか疑うところから始めます。

研究を始めるときに、全てのことを疑ってみることが大事です。

全てのことを疑うと、疑問がどんどん出てきます。自然のこと、身の回りのことを全て一度疑ってみる。そして、自分で調べることそれができれば研究は成り立ちます。
そのなかでもっともらしい答えを探す、それが研究のコツなんですよ。と山崎敦子 所長。

あっという間に時が過ぎ、終了のチャイムが鳴りました。

【喜界島サンゴ礁科学研究所 山崎敦子 所長より】

高校生のみなさんに研究とは何か?を伝えようと振り返るうちに、私も一番大切なことを再確認できました。
この自然や社会で起きていることを頭をまっさらにして、不思議に思う気持ちを持ち続けること。自分で確認したことしか自分の口からは伝えられないこと。どんなにもっともらしい結論が出たとしても、それが100%正しいとは限らないこと。それを真摯に伝えることのできる研究者でありたいなと、高校生の真っ直ぐな眼をみて思いました。

喜界高校との連携はこれからも続けていきます。ここから未来の研究者や、目の前で起こっている環境変動に対して科学的な根拠や思考に基づいて自分の意見を伝えられる人を喜界島から生み出せれば嬉しいです。

【インターンシップ生ロマスジュニア貴さん(宮崎大学大学院)より】

今回の公演は喜界島高校の皆さんに向けて研究リテラシーについてお話しするというものでした。
公演前は山崎先生から「所々話振るから、アドリブで頑張って(笑)」と言われどう切り抜けようか心配でしたが、いざ喋り始めるとなかなか楽しかったですし、喜界島高校の生徒さん達も真剣な姿勢で話を聞いてくれたり、リアクションを取ってくれたりして、とても嬉しかったです。
高校での公演なんて僕個人では中々できない経験をさせて頂いて有難い限りです。
インターン終了後も、今回得た経験を生かし、研究や今後の活動にさらに力を入れて行こうと思いました。

喜界島サンゴ礁科学研究所は、これからも地域の皆さんへ私たちが行っている活動を共有して、還元していきます。

MBC南日本放送【かごしま4】に出演しました!

駒越先生がMBCテレビ「かごしま4」に出演して鹿児島の皆さんに

喜界島のサンゴ図鑑100年プロジェクトをPRしました!

MBCテレビ「かごしま4」は平日の夕方鹿児島県内で放送される、地域の話題や暮らしの情報を伝える番組です。

今回はリモートでの生中継で駒越太郎先生が出演しました!


鹿児島の皆さんにお伝えするのは、100年後に残す喜界島サンゴ図鑑プロジェクトです!

サンゴは種類によって個性があり、環境によって違う生き方をしています。

そんなサンゴたちは気候の変化に敏感に対応しています。

喜界島がある海域は、「亜熱帯」と「温帯」の気候の境界線に位置しています。

地球温暖化で日本のサンゴの種類が各地で激変し、多くのサンゴの種類が北上している今、喜界島は「変わりゆくサンゴ礁生態系を捕らえる最前線」なんです!

骨格標本を残すことは「本物」を残すことです。

100年間の間に名前が変わったとしても、100年後の人が更に細かく種類を分けてしまっても、「本物」を残しておけば未来の科学者が“今“を見つけることができます。

図鑑に掲載するサンゴの骨格標本を研究所に保管し、研究者・学生・未来の科学者である子供達・喜界島の皆さんに公開します。

リターンもご紹介!

こちらは、お風呂に貼れるサンゴポスター!


研究所で2日間!喜界島プロジェクトメンバーと満喫するプラン

いただいたご支援は

調査費、撮影費(水中撮影・骨格標本撮影)、編集費(学術的編集・デザイン費)など、サンゴ図鑑をつくるために大切に使わせていただくほか、

私たちは喜界島の海を愛するみなさんと一緒に、海洋観測・リーフチェック・海岸清掃と海岸保全の啓蒙活動を実施していきます。

そして、「喜界島のサンゴ図鑑プロジェクト」を知っていただけるようオンラインで図鑑を公開し、世界中の方に喜界島のサンゴ礁生態系の情報を届けるための費用に使用させていただきます!

鹿児島にお住まいの皆さん、ご覧いただけたでしょうか!

喜界島サンゴ図鑑プロジェクトはネクストゴールに挑戦中です。

世界中に「喜界島のサンゴ図鑑プロジェクト」を届けていきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

気候変動の将来予測へ!CoralCO2プロジェクトのご報告

気候変動の将来予測へ!CoralCO2プロジェクトのご報告

昨年のクラウドファウンディングで調査に成功したCoralCO2プロジェクトは順調にサンゴコアの分析が進んでいます。

Coral CO2プロジェクトのページはこちら!

https://kikaireefs.org/coralco2/

そんな中、ハワイのSam先生から嬉しいお知らせが届きました!

昨年、私達がボーリングしたハマサンゴに開いた穴はコンクリートのプラグで蓋をしてきました。このプラグ、サンゴの成長を促すために奄美群島でしか作られていない黒糖焼酎を蒸留した後に出た粕から濃縮したアミノ酸がたっぷり入ったコンクリートでできています。

そしてなんと!調査から一年たち、順調にハマサンゴが成長し、コンクリートの蓋をほとんど見えないくらいに覆っているとの報告があったのです!

試料をいただいたハマサンゴが元気にしていると聞いて、私達もホッと安心しました。これからも百年先も海の環境を記録しながら、すくすく育って欲しいです。

CoralCO2プロジェクトオフィシャルスポンサー

みんなで知って守る!喜界島のアオサンゴ

みんなで知って守る!喜界島のアオサンゴ

喜界島サンゴ図鑑プロジェクトの目的の一つ。

日本でも類い稀なる喜界島の美しい海と、サンゴ礁生態系を100年後に生きる人に残したい!

喜界島では、琉球列島「最北端」のアオサンゴの群⽣が確認されています。

アオサンゴは、骨格の鮮やかな青色が特徴で国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト絶滅危惧2類に掲載されています。

喜界島で確認された琉球列島「最北端」となるアオサンゴ群⽣は地元のニュースから全国に広がりました。

(南海日日新聞2020年8月4日付)

これだけの規模の群生は珍しく、喜界島の海の豊かさを示すものです。わたしたち喜界島サンゴ礁科学研究所は、地域の皆さんとこの喜界島の「宝」をともに守っていきたいと考えています。

日増しに秋も深まってきた今週末、わたしたちは喜界島のアオサンゴを知り、今後どのように保全していくかを考えるため

アオサンゴカフェを開催しました!

このイベントのプレゼンターは宮崎大学大学院からインターンシップで研究所に来ているロマスジュニア貴さん。

アオサンゴは、研究対象として初めて取り組んだ種だそうです。綺麗で、まだまだ研究が進んでいない謎の多いアオサンゴ。2019年 CWMD国際会議でアオサンゴの研究成果を発表し手応えを感じ、大学の卒論もアオサンゴだったそうです。

将来国内外問わず環境保全系の仕事に就きたいと考えており、それを実行するにあたっての知識や考え方、伝え方などイベントを通し学べたら!ということでプレゼンターに抜擢されました。

地元小学校への案内や集落放送でこのイベントを知った、たくさんの方がアオサンゴカフェに来てくださいました。

前半は、アオサンゴや喜界島の国立公園を知っていただくためプレゼンターによる解説です。

こちらは、アオサンゴの骨です。

青い骨をもつ美しいサンゴです。

アオサンゴを知った後は、喜界島のアオサンゴを今後どう「保全」していくのかを考えます。「保全」とは人によって守ること、そして私たちが生活するために可能な範囲で利用していくことです。

喜界島のサンゴ礁と海、昔と今を比べてみるとどうでしょうか?そこから、将来どう残していくのか?

「過去から現在」「現在から未来」というスケールで考えるとどうか?

喜界島で実際に海を見続け、サンゴ礁生態系の恩恵を受けている会場の皆さんに伺いました。

「昔」と「今」たくさんの情報をいただきました。

皆さんからの情報をピックアップしてお伝えします。

「みかん!?」これは、面白い意見です。

また、喜界島に住む皆さんがサンゴ礁から受けてきた恩恵の一つとして、黒糖を作るときに石灰を加えるのですが、サンゴは石灰質の骨を作ります。昔の喜界島の人々はサンゴの骨を石灰代わりに黒糖を作っていたという話もありました。

この海の恵を100年後に残すために、私たちができることは具体的にどのような取り組みでしょうか?

「未来のために」なにができるか、会場の皆さんに考えていただきました。

「未来のために」たくさんの「できること」がでました。

喜界島でアオサンゴカフェに参加いただいた皆さん、

オンラインで参加いただいた皆さん、ありがとうございます。

アオサンゴカフェで皆さんからいただいた大切な声は、報告という形でまたお伝えします!(たくさんの情報だったので、情報整理をして改めてお伝えします)

さて、会場のサンゴCAFEではこの日だけの特別メニューとして、九州大学からの研究生とプレゼンターのロマスさんが考案した

「ブルーコーラル」を提供しました!

夏の終わりに爽やかな青。アオサンゴをイメージしたそうです。

一言で「保全」と言ってもムズカシイ…。

私たち喜界島サンゴ礁科学研究所は、地域の皆さんと一緒に喜界島のアオサンゴをどう守っていくか?どう関わっていくか、たくさんお話をしながら考えていきます。

ビーチクリーン&生き物観察会を開催しました♫

ビーチクリーン&生き物観察会を開催しました♫

9/26(土)に喜界島の国立公園の自然を知り、守っていく活動をしました!

この自然イベントでは、ビーチクリーンの後の綺麗になったハワイビーチ で生き物観察会をしました。喜界島の海の生き物博士の卵たちと、その親御さんを対象に呼びかけました。

このイベントを企画したのは研究所インターンシップ生の宮崎大学大学院の髙田健司さん。

海洋保全に興味があり、現在大学でサンゴの分子生態学を学んでいることから、喜界島の子供たちが環境保全に興味を持ち、楽しく学べるイベントを考えて実施してくれました。

このイベントには、42名の親⼦連れの皆さんが参加しました。

まずは、ハワイビーチ (喜界島の言葉で「あんなどぅまい」)をビーチクリーンします。

この日の案内人は、研究所のサンゴ博士 山崎敦子先生・シャコガイ博士の駒越太郎先生、そして生き物大好きダイバー髙田健司さん・魚釣名人のロマスジュニア貴さん(宮崎大学大学院)です。

説明後、ビーチクリーン。

「こっちにたくさんゴミがあるよー!」という声の方向に行ってみると…

大きな漁具がモンパノキに引っかかっていました。

モンパノキは喜界島の海岸部に生育する特徴的な植物です。

声を掛け合ってビーチクリーンをする皆さん。

ビーチクリーンの後は、「サンゴ礁奇想天外!海の生き物博士になろう!」という企画で海が大好きな案内人から参加者の皆さんに海の生き物に関するクイズが出題されました。

さすが喜界島に住んでいる皆さんです。

正解率が高い!

このブログを見ている皆さんにも出題です。

うつぼの変わった特徴とはなんでしょう?

1.実は目が3つ

2.実は口が2つ

3.実は鼻が6つ

答えはこのブログの最後でお伝えします。

ビーチを綺麗にして、海の生き物博士になった後は、お楽しみの生き物観察会!

皆さん思い思いのポイントでタイドプールにいる生き物を捕まえました。

どんな生き物が見つかったでしょうか?

↓こちらは、ユムシです。これで真鯛が釣れるそうです。

このイベントのアンケートでは以下の回答をいただきました。

「日々の生活の中でゴミを出さない工夫や確実な分別を行うことがすぐにでもできることだと思いました」

「ゴミはゴミ箱へ!自然を大切に!」

「エコ洗剤の利用、ゴミを増やさないようにする」

また、この日回収した漂着ゴミは110kgにもなりました!

参加いただいた皆さん!ありがとうございました。わたしたち喜界島サンゴ礁科学研究所は、今後も自然を知り守っていく活動を行なっていきます。

私たちのこうした活動はインターン生の力で支えられています。

この日、活動したのは髙田さん、ロマスさん、宮林さん。

喜界島サンゴ礁科学研究所はインターンシップ生を募集しています。

詳細はこちら↓

最後に、クイズの答え合わせです。

うつぼの変わった特徴とはなんでしょう?

1.実は目が3つ
2.実は口が2つ
3.実は鼻が6つ

答えは…「実は口が2つ」あります!でした!

国⽴公園の動植物を知るイベントを開催!親⼦連れ43名が参加

国⽴公園の動植物を知るイベントを開催!親⼦連れ43名が参加

8/29(土)に「荒木・中里遊歩道 自然お散歩ツアームラサキオカヤドカリ探検隊」を荒木・中里遊歩道で開催しました!

この自然ツアーイベントは、環境省グリーンワーカー事業で行われており、喜界島の皆さんに国立公園に生息する希少な動植物を知っていただくために企画しました。

荒木・中里遊歩道は、階段状の隆起サンゴ礁が発達しています。海岸には昔からの植物が生育しており、喜界島特有の景観があります。

この自然ツアーイベントの案内人は
喜界島サンゴ礁科学研究所 研究員 駒越太郎博士

そして、地元の自然ガイド冨 充徳 氏がつとめました。

当日は親子連れなど43名の方に参加をいただき、

荒木・中里遊歩道の住人ムラサキオカヤドカリになりきるべく、紫色のアイテムを身に付け

探検スタート!

出会いました。ムラサキオカヤドカリ

オカヤドカリは口笛をふくと殻から出てくるそうです。

途中、遊歩道に落ちているゴミを拾いながら

探検隊はすすみました。

ツアーの折り返し地点で休憩を挟んだ後、皆さんで荒木・中里遊歩道に対する思いや、ツアーの感想をダンボールに書いていただきました。

そして、こんな傑作も!
ここでは、トカゲ(アオカナヘビ)がいたり、

ハマユウ(毒草)の実を食べるムラサキオカヤドカリたちがいたり、

こちらは、ガジュマルの実だそうです。イチジクのようですね。

普段のお散歩だと見逃してしまう動植物を発見することができました。

親子グループで参加した女性からは、

「見たことがあっても素通りする動植物もガイドから教えてもらうと面白い。久々に童心にかえることができました。トカゲ(アオカナヘビ)がいてびっくりした」というコメントをいただきました!

夏休みの最後に皆さんと思い出を作ることができてよかったです!

皆さんの応援が私たちの力です♫

このイベントは研究所のインターン生が企画し、

実施にもスタッフとしてインターン生が活動しました!

喜界島サンゴ礁科学研究所は今後も、こうした環境保全啓蒙活動を継続していきますので、応援よろしくお願いします!

オンラインセミナー 7/3(金)魚の形からわかること

オンラインセミナー 7/3(金)魚の形からわかること

7/3にオンラインセミナー「魚の形からわかること」が開催されました!

そのセミナー後に受講者のみなさまから寄せられた質問に、
講師の東京大学大気海洋研究所の脇谷量子郎博士に答えていただきました!
興味深い質問と答えが盛りだくさんですので、ぜひご覧ください。

Q.深海に住む珍しいウナギを教えてください。

A. 深海もしくは外洋に棲むウナギ目(ウナギの仲間)はフウセンウナギ科、フクロウナギ科、シギウナギ科、タンガクウナギ科などなど実は数多くのグループと種がおりますが、どれも食用に利用されないので、一般的に見かける機会はほぼない魚ばかりです。面白いことに、我々に馴染み深い蒲焼のウナギは、沿岸に棲んでいるアナゴ類よりも、これらの外洋に棲む「ウナギらしくないウナギ目の魚」の方が血筋としては近いことが近年わかりました。

Q. アカムツの口の中に大きな虫がいるのはなぜですか。

A.アカムツの口の中にいたりするのは、ダンゴムシやフナムシと同じ等脚類に分類されるウオノエ科の寄生動物だと思われます。これは魚にとっては体液を吸われるだけの迷惑な存在と考えられますが、大抵は魚がそれで弱り切ってしまうこともないようです。口の中にあんなに大きな寄生虫がいて、気にならないのか、私も気になります‥笑。ただ、魚には口から寄生虫を摘み出す手がないので、我慢しているのかもしれません。

Q. 住む環境に応じて、魚の口の位置が異なっているのはなぜですか。

A. 少しでも他の個体より餌を食べるのが上手い魚は、結果的により多くの子孫を残す確率が増えます。そうすると、その親の持っていた口の特徴が子孫でより広まる、という一連の流れが何世代も積み重なった結果、現在の様々な形があるという風に考えられているようです。

Q.ウナギはどのように陸上の生物を捕食するのですか。

A. 私も、どの様に陸生動物を捕食しているのか興味がありまして、今まさにその研究をしております。またいずれ、その辺の話もお話できるといいなと思います。

Q. うなぎのどのような所に一番魅力を感じますか。

A. 野生のウナギの「魚っぽくない」偉そうな顔が一番魅力を感じます。また、何年も、時として数十年も、川の中で群れずに単独で生きる生態も「川の主」的な独特の存在感を感じて魅力です。

KIKAI college 開設!

2020年9月、喜界島サンゴ礁科学研究所の教育プログラムを再編し、KIKAI college を開設しました!
通年でサンゴ礁研究と科学英語を学ぶサンゴ塾コースや、研究者によるセミナー、サマーキャンプ、島留学など、サンゴ礁科学研究所の豊富なプログラムが受講できます!
未来の研究者の卵のみなさん!KIKAI collegeでお待ちしています!
KIKAI college ウェブサイトはこちら!

KIKAIカレッジ〜オープンラボウィーク〜が奄美新聞に掲載されました

KIKAIカレッジ〜オープンラボウィーク〜が奄美新聞に掲載されました

(奄美新聞2020年8月28日付)

サイエンスキャンプは例年のように開催できませんでしたが、オンラインで皆さんと再会できたり、この機会に新しい皆さんと出会うことができました!

その時の様子はこちらのブログにまとめていますので、ぜひご覧ください♫

https://kikaireefs.org/2020/08/20/kikaicollege/

夏休みオンライン科学セミナーの様子が奄美新聞に掲載されました

KIKAIカレッジ〜オープンラボウィーク〜が研究所がある鹿児島県奄美群島の「奄美新聞」に取り上げられました。

(奄美新聞2020年8月28日付)

サイエンスキャンプは例年のように開催できませんでしたが、オンラインで皆さんと再会できたり、この機会に新しい皆さんと出会うことができました!

喜界島サンゴ図鑑100年プロジェクトがNHK「情報WAVEかごしま」の中のニュースとして放送されました

喜界島サンゴ図鑑100年プロジェクトがNHK「情報WAVEかごしま」の中のニュースとして放送されました。

こちらは第一次調査の時の様子です。

研究所の山崎敦子 所長が出演しました。

今日もさまざまなニュースがありましたが、私たちの【喜界島サンゴ図鑑100年プロジェクト】が皆さんの嬉しいニュースや明るい話題になれば嬉しいです!

フィールド図鑑(WEB版)喜界島の有藻性サンゴ類〜生きているサンゴを見分けよう〜が奄美新聞・南海日日新聞に掲載されました

私たちは、 喜界島サンゴ図鑑100年プロジェクトの第一歩として

2020年2月に喜界島で第一次調査を実施し、8月フィールド図鑑(WEB版)喜界島の有藻性サンゴ類〜生きているサンゴを見分けよう〜を公開しました。このフィールド図鑑(WEB版)には、調査で発見されたサンゴ14科48属130種を掲載しています。

フィールド図鑑(WEB版)は喜界島サンゴ礁科学研究所のホームページで公開されており、誰でも無料で視ることができます。

このニュースは、研究所がある鹿児島県奄美群島の地元紙に取り上げられました!

 

 

奄美新聞2020年8月13日付
南海日日新聞2020年8月11日付