サンゴ塾スプリングカレッジ後半

サンゴ塾スプリングカレッジ後半

サンゴ塾スプリングカレッジin喜界島の後半は、それぞれの研究テーマの設定と発表です。

渡邊理事長と山崎所長、駒越先生によるガイダンス。

喜界島本校で学ぶサンゴ塾生の二人は、この一年間を振り返りつつ、自身の興味と探究心が向く方向へステップアップしていきます。

今回、じっくりと時間を取り話し合うことができました。

合間に、サンゴ塾オンライン体験版の最終回がありました。

喜界島本校の塾生2人もオンラインで参加!

ガイダンスのあとは、発表にむけて準備を開始。

前半のフィールドワークで砂を採取した白水のタイドプールは2018年のサイエンスキャンプで採水をおこなったポイントです。

タイドプール内の12ヶ所で採取したサンプルを塩濃度・pH・全アルカリ度・全炭酸を測定しており、そのデータから得た結果と考察を塾生がまとめ、今後の展開を導きだします。

先生からのたくさんの質問が…!今回は大学生と同レベルで厳しい問いかけが繰り返されました。

渡邊理事長からの総評です。

「自然界、特にサンゴ礁は複雑で、複雑の科学です」

「一気に解けることは、多分ありません。いろいろなことが実は動いている、あるいはいろいろなことが絡み合っているというのが少しずつわかっていくと良いと思います。
マクロでみても、ミクロでみても、色々なレベルで、例えば微生物もあるしそのレベルで動いているかもしれない。でもそれは小さいのでその全体の海水にどれくらい影響しているか、その量もわからなくてはいけない」

「今回調査した白水の自分達でも泳げるくらいのタイドプールは非常に良い素材です。小さなタイドプールを調べていますが、いろいろな事を知っていないと解けないパズルです。
そして、研究はアイデアだけではすすみません。アイデアにアクションがないと研究はすすみません。
でも、ここ喜界島にいるのであればすぐにアクションができる。その中で考える力・解決する力が身についてくると良いかな、と思います」

発表後の合間に、前半採取した砂を粒子のサイズごとにわけていきます。

よく見ると有孔虫(星の砂)が入ってるそうですが・・・

最後のガイダンスです。

サンゴ礁の価値を「過去」「現在」「未来」の時間軸で考えます。

隆起サンゴ礁でできた喜界島ならではのサンゴ礁文化から、地球を取り巻く項目までサンゴ礁がもたらす変化を議論しました。

研究所にいらっしゃった研究所会員の井伊さんとサンゴポーズ

今回のスプリングカレッジは、新型コロナウイルスの感染の影響で開催を見合わせることになりました。

スプリングカレッジを楽しみにしていたこども研究員のみなさんにまた会える日を、研究所一同楽しみにしています。

4月よりサンゴ塾のオンライン版をスタートします!

サンゴ塾 新年度塾生 募集はこちらから!

 

今週のサンゴ塾は喜界島でスプリングカレッジです!

今週のサンゴ塾は喜界島でスプリングカレッジです!

新型コロナウイルスの感染の影響で開催を見合わせることになったスプリングカレッジですが、喜界島在住の喜界島本校のサンゴ塾生(高校生2名)を対象におこなっています!

サンゴ塾 スプリングカレッジ初日〜冬の海でサンプル採取!〜
初日のスプリングカレッジの様子を動画にまとめました。

喜界島の北側にある白水集落付近のポイントへ向かいます。

このポイントは、左右の入江でサンゴの生育状況が異なります。

初日のフィールドワークは、分析のための砂を採取します。

亜熱帯に属する喜界島も風が強いとスノーケルするには気合が必要。

渡邊理事長と塾生二人は入水前に気合を入れます!

いざ、サンプルの採取へ!

現地でフィールドワークを行なうことに慣れている喜界島本校の塾生は、スノーケリング技術も上々です。

海中の様子はぜひ、動画でご覧ください。

初日の最後は、オンラインサンゴ塾「英語でサイエンス!」を現地で受講しました。画面にはサイエンスキャンプの有志たちがいて終始和やかなムードに。

サンゴ塾スプリングカレッジは3/26〜3/28の3日間にわたり行われます。

2日目はサンプルの分析をすすめる予定とのこと!お楽しみに!

(今回は、新型コロナウイルスの感染の影響で喜界島本校の塾生限定です)

今週のサンゴ塾

今週のサンゴ塾

全国的に晴れた今週、喜界島も暖かくこの日のサンゴ塾は駒越博士の喜界島ミニジオツアーとなりました。

まずは、喜界島の成り立ちを知ることができる塩道北方の露頭を観察します

ここでは、沖縄本島で見られる島尻層によく似た地層が発見されており、重要な研究対象になっています。140〜165万年前に蓄積した泥からサンゴ礁への転換期となる層と考えられています。よく見るとコケムシの化石を発見することができます。

また、島尻層の上には40〜85万年前の百之台層と、4〜15万年前の湾層を観察することができます。

小さなホタテの化石です。喜界島は島全体がフィールドの場。

 

続いて、伊砂の峡谷です。ここは2017年夏の台風と集中豪雨の影響で崖崩れが起き現れた喜界島が泥の海だった時代の地層を観察できます。

さらに場所を変え、こちらは喜界島のやや北部に位置するポイント。

石灰岩の中のロドリスの化石です。

この後、駒越先生と塾生は島の南部のサイトへ移動し、夕暮れまでジオツアーをしていたようです。

島全体が隆起サンゴ礁ででいている喜界島は、「すぐそこ」がフィールドの場です。

今週は、好奇心と探究心に身を委ねた現地でのサンゴ塾をお伝えしました🎵

〜喜界島から世界へ!〜 Coral CO2プロジェクト報告会開催

2020年2月23日、喜界町図書館にてCoral CO2プロジェクト報告会開催を開催しました。

Coral CO2プロジェクト概要

【プロジェクト概要】
弊所は2015年より、地球環境変動の将来予測の鍵となるCoral CO2プロジェクトの準備を 進めてきました。プロジェクトの⽬的は、サンゴの年輪を⽤いて、産業⾰命(18世紀後 半)から現在までの海洋の⼆酸化炭素吸収量を解明し、地球環境変動の将来予測に貢献す ることです。本プロジェクトは、クラウドファンディングで昨年費⽤の⼀部を募集し、⽀援総額1,706,000円となりプロジェクトが成⽴しました。ハワイで掘削したサンゴ⾻格の解析が現在、北海道⼤学で進められています。

Coral CO2プロジェクトのクラウドファンディング ページ

【報告会概要】
報告会では、ハワイでの掘削動画や弊所 渡邊理事⻑・⼭崎所⻑によるトークセッション・実際のサンゴ掘削装備での掘削実演や、北海道⼤学 ⼤学院理学院⽣による解析報告、質疑応答が⾏われました。

【報告内容と今後の期待】
ハワイで掘削したサンゴは累計118年の⾻格を形成していました。(2019年〜1902年)この⾻格は、20世紀を通じた海洋の⼆酸化炭素濃度の変動の記録が残されてる可能性があり、分析を進めるにあたり期待されます。今後は、累計118年の⽔温の復元と、⾻格の炭素同位体⽐を分析・解析し、サンゴが記憶する過去117年間の⼆酸化炭素濃度から⼈類が排出してきた⼆酸化炭素の推移を読み出します。また、ハワイで観測された60年間の⼤気のデータと突き合わせより精度の⾼い気候変動の将来測が期待されます。

【喜界島での今後の展開】
ハワイでの研究成果を⽣かして、喜界島・奄美群島でのサンゴの解析も進め、⽇本近海において⼆酸化炭素濃度がどのように変動してきたかを調べたいと考えています。喜界島サンゴ礁科学研究所は、サンゴ礁研究の「聖地」である喜界島を拠点に世界へ研究成果を発信していくとともに、今後もその過程を報告してまいります。

「知りたいが」未来をつくる!「喜界島のサンゴについて」開催

「知りたいが」未来をつくる!「喜界島のサンゴについて」開催

2020年1⽉23⽇、
島内の児童を対象に、喜界島サンゴ礁科学研究所のサンゴ塾⽣(※1)・こども研究員(※2)による発表と、特別展⽰「科学道100冊」に合わせ九州⼤学・北海道⼤学の学⽣による図書紹介を⾏いました。(喜界島サンゴ礁科学研究所・喜界町図書館共催)

このイベントには島内の児童多数と⼤⼈28名が参加し、参加者は科学と図書のコラボレーションを楽しみました。参加者を対象におこなったアンケートでは「島に住んでいながら 知らないことが多いので勉強になった」「次回、楽しみにしています」という回答がありました。

なお、喜界町図書館ではサンゴ塾⽣・こども研究員が発表したポスターや科学に関する図書の展⽰を3/31まで⾏っています。

【⾏ったプログラム】

■九州⼤学・北海道⼤学院の学⽣による図書の紹介
幼少期に感銘を受けた図書を九州⼤学・北海道⼤学院の学⽣4名が紹介しました。

■サンゴ塾⽣による喜界島での研究発表
・津⽥和忠くん(喜界⾼校2年)「サンゴ礁内の海⽔の炭酸系の解析」
・⽇吉慎太郎くん(喜界⾼校2年)「ハマサンゴ属およびハナガササンゴ属の⾻格形質計測」

■こども研究員によるポスターセッション
喜界町在住のこども研究員(6名)が昨年のサイエンスキャンプのポスターを発表しました。説明と質問を交互にするトーク形式でおこない、こども研究員は最初緊張していましたが、参加者から質問が投げかけられ、その質問に対して⾃分の⾔葉で答えていました。

科学研究費補助金等について

特定非営利活動法人喜界島サンゴ礁科学研究所は、令和元年8月30日付で文部科学省から研究機関指定(科学研究費補助金取扱規定第2条第4項に規定する研究機関)を受け、研究機関として登録されました。

喜界島サンゴ礁科学研究所に所属する研究者が科研費に申請し、研究を推進することが可能となりました。詳細につきましては、お問い合わせページにて、ご質問を受け付けております。

喜界島サンゴ礁科学研究所が皆様のご研究の発展に、貢献できれば幸いです。

  

 

特定非営利活動法人喜界島サンゴ礁科学研究所における研究活動上の不正行為の防止及び対応に関する規程 

 

 

研究費の不正使用および研究活動における不正行為の告発に係る通報窓口

「研究費の不正・不適切使用」に関する告発は、次のところで受け付けています。

「研究活動における不正行為」に関するご相談・告発もこちらで受け付けます。

■通報窓口

  特定非営利活動法人喜界島サンゴ礁科学研究所・運営管理部門
     住 所 〒891-6151 鹿児島県大島郡喜界町大字塩道1508 
     電 話 (0997) 66-0200
     E-mail tuho@kikaireefs.org   ※メールを送信する際には@を半角に修正してください。

■通報に当たっての留意事項

  1. 原則として顕名によること。なお、通報者は、悪意に基づく通報であると認定されない限り、単に通報したことを理由に不利益な取扱いを受けることはありません。
  2. 通報するに足りる合理的な理由又は根拠を示してください。
  3. 通報者は、不正使用の調査に対し、誠実に協力してください。
  4. 悪意に基づく通報であると認定された場合には、原則として当該通報した者の氏名等を公表します。
  5. 悪意に基づく通報など行為の悪質性が高いことが判明した場合は、刑事告発や民事訴訟などの法的措置を講じることがあります。

<参考:不正使用と認定された者に対する処分>

  • 競争的資金への申請及び応募資格の制限、研究費の返還、研究者本人の弁償責任
  • 機関内での人事処分(懲戒解雇、諭旨解雇、出勤停止、減給、戒告等)
  • 個人の氏名を含んだ調査結果の公表
  • 悪質性が高い場合は、刑事告発や民事訴訟等の法的措置

最終更新日:2020年2月18日

〈イベント〉喜界島サンゴ礁科学研究所 こども研究員による発表「喜界島のサンゴについて」

〈イベント〉喜界島サンゴ礁科学研究所 こども研究員による発表「喜界島のサンゴについて」

科学道100冊2020ジュニア特別企画講演会
「知りたい」が未来をつくる!
喜界島サンゴ礁科学研究所 こども研究員による発表
「喜界島のサンゴについて」

日時:2/23(日)13:00〜14:30

場所:喜界町図書館(喜界町大字赤連30)

講師:喜界島サンゴ礁科学研究所・こども研究員
参加対象:小学生以上、大人の皆さんも是非ご参加ください
定員:30名程度

共催:喜界島サンゴ礁科学研究所・喜界町図書館

問い合わせ:
喜界島サンゴ礁科学研究所
TEL:0997-66-0200
喜界町図書館
TEL:0997-65-0962

〈イベント〉Coral Co2プロジェクト 報告会

〈イベント〉Coral Co2プロジェクト 報告会

Coral CO2プロジェクト報告会 in 喜界島

2/23(日)14:45~15:30
場所:喜界町図書館(喜界町大字赤連30)

Coral CO2プロジェクトのクラウドファンディングは111名の皆さんに応援いただき、 支援総額1,706,000円となり無事、プロジェクトが成立しました。 サポーターの皆様、本当にありがとうございます。

Coral CO2プロジェクトはまだスタートを切ったばかりです。 現在、ハワイで掘削したサンゴの骨格の解析を進めています。
報告会では北海道大学で進められている分析を皆さんへお伝えします。

主催:喜界島サンゴ礁科学研究所
お問い合わせTEL:0997-66-0200

喜界島ハワイビーチ(国立公園内)のペットボトルの原産国調査結果

喜界島ハワイビーチ(国立公園内)のペットボトルの原産国調査結果

先日行ったクリーンアップ&マイクロプラスチック セミナーでは、ペットボトルの原産国調査を行いました。参加した喜界高校・喜界中学校の皆さんが集計してくれました。

駒越博士からのレクチャー

皆さん協力して集計します

バーコードから原産国を割り出します

今回の調査結果がこちらです。

2020年1月19日:喜界島ハワイビーチ

モンスーンや海流により、この割合が変動します。同じ喜界島でも調査場所や季節によって結果が変わります。こうした地道な集計や調査が喜界島の気候や海流の変化を解く鍵になるかもしれません。

サンゴ礁科学研究所は、今後もペットボトルの原産国調査結果やクリーンアップイベントを、皆さんとともに続けていきます。1人の一歩が100人の一歩になるよう、一緒に考えていきましょう。