所長 山崎敦子が2021年度日本サンゴ礁学会 川口奨励賞を受賞

オンラインで開催された日本サンゴ礁学会第24回大会にて授賞式があり、弊所所長の山崎敦子が川口奨励賞を受賞しました。

川口奨励賞は日本サンゴ礁学会の若手奨励賞に位置付けられており、サンゴ礁研究において顕著な学術業績を挙げた者が選ばれます。

■研究題目

造礁サンゴ骨格の地球科学指標を用いた栄養塩ダイナミクスの解明

■受賞理由(日本サンゴ礁学会賞委員会より)

山崎敦子会員は、サンゴ骨格の微量元素を指標とした環境や気候の復元に関わる研究を行っており、若手研究者として高く評価されました。また、サンゴ礁に流入する河川水の栄養塩を推定し、集水域における土地利用の変遷との関係を明らかにした研究など、独創的な着想力を持つとの評価を受けました。喜界島サンゴ礁科学研究所の立ち上げをはじめ、研究成果のアウトリーチ活動に積極的で、それらに伴う学会内外での普及・啓発実績も高く評価されました。その他、日本サンゴ礁学会における運営面では、大会実行委員としての大会連営や、自由集会の積極的開催、小中高生のポスター発表企画などが学会の活性化に大いに貢献しているとの評価を受けました。

今後も、研究のみにとどまらず、研究者と地域社会・住民との関わり方の模範となる活動が期待されることから、総合的に判断した結果、山崎敦子会員が、日本サンゴ礁学会川口奨励賞にふさわしい人物であると判断しました。

 

■山崎敦子の受賞コメント

喜界島に研究拠点を形成し、私自身の研究の幅も広がりました。お世話になっている全ての皆様に感謝を申し上げます。地域や全国から集まるみなさんと実践する新しい研究やチャレンジをこれからも続けていきたいです。

*授賞式は1129日にオンラインで行われました。(写真は受賞後に鹿児島県喜界島にて撮影)

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