2015/8/19-23
サンゴ礁サイエンスキャンプin喜界島は全国から集まったこども研究員がサンゴ礁研究者と一緒に、喜界島全域をフィールドとして調査をおこなうというものです。今回は小中学生16名が参加し、サンゴ礁地球環境学、地質学、生物学、生態学の4分野の研究チームに分かれ、4泊5日で調査をおこないました。
調査隊のこどもたちは、はじめてのシュノーケルをつけて海を泳ぐ子も多く、サンゴ礁に棲む生物の観察に夢中になり、なかなか海からあがってこないほどでした。またそれぞれ好きなサンゴ礁の生き物をみつけたり、サンゴの蛍光物質の抽出や、サンゴの年輪計測したりなど、本物の研究者さながら4日間に渡り調査をおこない、喜界島サンゴ礁研究所のオープニングセレモニーに島内外あわせて約100名が参加しました。セレモニーに参加したみなさんからは、とてもレベルの高い発表だったと講評をいただきました。
最後にサンゴ礁サイエンスキャンプの参加者は、喜界島サンゴ礁科学研究所のこども研究員として認定され、認定証が渡されました。こども研究員認定証は講師の所属である、北海道大学、東京大学、東邦大学、金沢学院大学、鹿児島大学、琉球大学のサンゴ礁研究室および喜界島サンゴ礁科学研究所への見学・利用のパスポートとなります。この中から未来のサンゴ礁研究者が誕生したら嬉しい限りです。
また来年もスケールアップをして開催したいと思っております!また新たなこども研究員の誕生と今年参加したベテラン研究員のみなさんにお会いできるのを楽しみにしております。