【イベント情報】豊岡演劇祭2025 ディレクターズ プログラム 『海のセレナーデ』

【イベント情報】豊岡演劇祭2025 ディレクターズ プログラム 『海のセレナーデ』

豊岡演劇祭2025にて、演劇作品「海のセレナーデ」を上演します。
SceNEプロジェクト(地球研)で実施している企画のうちのひとつで、サンゴの年輪を用いた高解像度の環境復元を基盤とし、自然の記憶と人間の記憶をアートを介して融合させることを目指して創作された演劇です。
2025年2月に金沢21世紀美術館にて初演。
初演を観劇した研究者によるフィードバックをもとに戯曲と演出のリバイスを行い、新たなバージョンとして上演します。
また、9月13日(土)16:30〜17:45 喜界島サンゴ礁科学研究所 × 山陰海岸ジオパークでは理事長 渡邊剛、所長 山崎敦子も参加しトークイベントを実施します。
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豊岡演劇祭2025 ディレクターズ プログラム
『海のセレナーデ』

劇作:宮崎玲奈
演出:山下恵実
企画ディレクション:山崎敦子(名古屋大学/喜界島サンゴ礁科学研究所)
総合プロデュース:渡邊 剛(総合地球環境学研究所/北海道大学)

出演者
月村丹生* 南波 圭* 倉島 聡* はぎわら水雨子(食む派)
*=⻘年団

◆日程
2025年9月13日(土)〜15日(月・祝)
9月13日(土) 11:00◎/18:30
9月14日(日) 11:00◎/18:30
9月15日(月・祝) 17:00◎

上演時間:約60分 受付開始:開演45分前 開場:開演30分前
日本語上演・英語字幕付き

◎の回:託児サービスあり(要予約)
※希望の方は豊岡演劇祭フェスティバルセンター(0796-34-9525)まで
※未就学児はご入場いただけません

◆会場
江原河畔劇場
〒669-5311
兵庫県豊岡市日高町日置65-10
JR山陰本線 「江原」駅東口より徒歩2分
高速バス 全但バス 「江原河畔劇場」下車すぐ
コウノトリ但馬空港から タクシーで約15分
※専用駐車場はございません。車でお越しの際は江原駅東口の有料駐車場をご利用ください。

◆料金
【全席自由】
前売一般:3,000円
当日一般:3,500円
前売U25・学生・障害者割引:2,000円*
当日障害者割引:2,500円*
前売当日共に18歳以下:無料*(要予約)
うずまくパス:1,000円
*当日要証明書掲示

*クラップメイト
19歳以上25歳以下、または各種学生証をお持ちのお客様につきましては、公演当日残席がある場合に限り、無料でご観劇いただけます。
*介助者チケット
障害者手帳をお持ちの方で、来場にあたり介助が必要な場合に限り、介助者1名までチケット無料(豊岡演劇祭フェスティバルセンター要問い合せ)

◆ご予約
https://teket.jp/14937/53714

◆スタッフ
声の出演:川隅奈保子* 林 ちゑ* 中藤 奨* 黒澤多生* 淺村カミーラ* 

舞台監督:黒澤多生* 
空間デザイン・セノグラフィー:渡辺瑞帆(Scenograff/ガラージュ)
照明:高木里桜
音楽:額田大志
音響:泉田雄太
音響操作:櫻井拓斗
英語字幕翻訳:Holly Middlebrooks
衣裳:永瀬泰生(隣屋)
制作:太田久美子* 赤刎千久子*
*=青年団

企画制作:SceNEプロジェクト 青年団/一般社団法人江原河畔劇場
主催:一般社団法人江原河畔劇場 喜界島サンゴ礁科学研究所
協力:総合地球環境学研究所 レトル
共催:豊岡演劇祭実行委員会
字幕翻訳製作:一般社団法人江原河畔劇場

【関連イベント】
★ガラージュ 『100年かけて劇場をつくるプロジェクト』展示
建築集団ガラージュによる「100年かけて劇場をつくるプロジェクト」の現段階の計画、
喜界島建築フィールドワークで制作した喜界島の模型を劇場に展示します。

期間:2025年9月11日(木)〜9月15日(月・祝) 10:00〜16:00
   ※9月13日(土)〜9月15日(月・祝)は 10:00〜21:00
   ※上演中は一時入場停止あり
場所:江原河畔劇場2階スタジオ
料金:無料(出入り自由)

★展示内トーク
9月13日(土)16:30〜17:45 喜界島サンゴ礁科学研究所 × 山陰海岸ジオパーク
9月14日(日)17:00〜18:00 ガラージュ「100年かけて劇場をつくるプロジェクト」報告会
▼トークご予約
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeCbJ4EwK_O3VUdCrPYG1j6_92kBKZWMOYFylmRH0ZfjlumVQ/viewform

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SceNEプロジェクトとは? 
地球環境変動の影響が顕著になる中で、近年の経済発展や人口増加、グローバリゼーションによる生活様式の一元化によって、社会は気候変化や環境事変に対してさらに脆弱になっている可能性があります。地球規模の気候変動と突発的災害の発生は、現在の地域社会が形成される過程において、人の思考と行動に大きなインパクトを与えてきました。その過程には外的、内的な要因により維持された知(在来知)が存在し、現代の我々が将来起こりうる未曾有の環境変動を乗り越えるにあたり選択肢となり得ます。SceNEプロジェクトでは科学的知見に基づいて地域における在来知を再評価し、さらに共感を得やすい地域社会像を得るためにアートを取り入れながら、地域と人類の未来集合知の創造を目指しています。

【イベント情報】山本愛子「暖簾の草木染めワークショップ」

【イベント情報】山本愛子「暖簾の草木染めワークショップ」

京都・伏見港「珊瑚庵」のオープンに向け、「珊瑚庵」の暖簾を喜界島で採集した植物で草木染めをするワークショップを開催します。
講師は、自然環境と人間の関係性をテーマに、主に染色技術を用いた作品を制作する美術家の山本愛子さんです。
染めたい布を持参していただくと、暖簾と一緒に染めて喜界島の色を持ち帰れるお土産つきです。
喜界島の植物に触れながら、サンゴの島の風景を想像してみませんか?

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山本愛子「暖簾の草木染めワークショップ」
◼︎日時:2025年6月21日(土)13:00~15:00
◼︎会場:京都・伏見港「珊瑚庵」
〒612−8231 京都市伏見区杉本町452(居酒屋ばりの隣)
◼︎参加費:3500円 
◼︎定員:15名 (小学生以上〜)※先着順。定員に達し次第ご予約を締め切らせていただきます。
◼︎ご予約:https://sangoan-event-01.peatix.com
◼︎内容:喜界島で採集した植物での草木染め体験
◼︎持ち物:当日染めたい布(1人あたり200g程度 / 素材は綿、麻、絹に限る)、汚れて良い服と靴、手を拭くタオル
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ぜひお越しください!

シンリョクのシンリャクを開催しました!

このイベントは、喜界島の皆さんに国立公園をシンリャクしている外来植物を知ってもらうために企画しました!

イベントを企画した、鹿児島大学3年の田畠(左)です!

自分は水産学部で、普段は魚や海のことしかやっていませんが、島が好きなのでこのようなイベントを担当させていただきました!

さて、当日は残念ながら、真冬日でしたが…

その分、お茶が身にしみました。

この日は、喜界島にもともと住んでいるシマグワとオオイタビの葉をブレンドした桑茶を参加者に提供しました!

少し甘いお茶で、タンパク質が豊富なのだそうです。

このお茶は、完全手作りです。

まずきれいな葉を採取し…

よく水洗いし、乾かします。

試作時はクァバの葉も使いました。

太い葉脈(主脈、中肋といいます)を取り除き、約5㎜の千切りにします。

千切りにした葉を、焙じて…

茶葉の完成です!!

手前のシマグワは、焦がす直前です。こうなると香りも一段と高く、良い感じに仕上がりました!

20人分用意しましたが、前半の休憩には無くなってしまいました。

ご好評いただきありがとうございました!

【注意】食べると有害な葉もありますので、実践される場合は専門家立会いのもとか、ご自身でよく調べてから行なってください。

イベントの前半は、喜界島の在来植物と国立公園、発見した外来植物の紹介しました。

不慣れな分野の発表でしたが、想像以上の外来植物がシンリャクしていることを伝えられたと思います。

後半は実際に観察するために、シンリョクのフィールドへ!

まず一行が向かった先は、隆起サンゴ礁を登る坂道です。

フィールドを解説するのは、喜界島在住の高坂先生。

先生の本業は獣医師ですが、野草にとっても詳しい方で、今回のお茶も先生から教わりました。

さっそく外来植物のギンネム が目に付きました。

島中の道路脇に茂り、駆除し尽くすのが困難な外来植物の一つです。

もともと住んでいた植物も解説します。これはゲットウです。

葉をちぎるといい香りがします。これも茶葉として優秀で、沖縄ではお土産として販売されていたり、お餅を包んだりします。

坂道を登りきると、セイタカアワダチソウがいました。

セイタカアワダチソウは本土では厄介者扱いされており、周辺植物の生長を阻害します。喜界島にはいないと思っていた方もいました。

他にもホシアサガオ・ムラサキカタバミ・アメリカフウロなど、ここは外来植物の見本市と化していました。

ここでセイタカアワダチソウの駆除を行いました。

次に一行が向かった先は、隆起サンゴ礁の崖下です。

高坂先生が次々と解説していきます。

在来植物をいくつか紹介します。

左からハマイヌビワ、ハマビワ、イヌビワです。紛らわしい名前ですね。違いが分かりますか!?

サツマサンキライ。面白い名前ですね。

喜界島ではサンキラーと呼ばれています。この葉もお餅を包んでいました。

ゲットウの種子が見れました。齧ってみるとなんとも言えない辛みと渋みがあります。

さすがショウガの仲間です。

研究所のFacebookでもフィールドの様子が動画で視聴できるので、興味がありましたらご覧ください!

高坂先生によると、現代人はミネラル不足とのこと。

今はお金さえ払えば、食べ物には困りません。

しかし、食品を加工する段階で、ミネラルは真っ先に流出してしまいます。

骨粗しょう症や貧血は、そうしたミネラル不足が原因の場合もあります。

そんな現代人の問題に向き合えるほどの豊富なミネラルを、野草は持っているそうです。

身近な植物で健康になれるのなら、嬉しい限りですね。

結局、この場所にも多くの外来植物がいました。

100年後、この外来植物たちはどうなっているかとお聞きしたところ、今よりも増えていると答えた方がほとんどでした。

どの場所にも外来植物が繁茂しているので、そう感じてしまうのもいた仕方ないのかもしれません。

在来植物のように、効果的な利用法が見つかればシンリャク止められるかもしれませんね。

研修生の僕としては、異なるジャンルの研究を考える、良いきっかけになりました。ここまでご覧くださってありがとうございました!

クリーンアップイベント報告

クリーンアップイベント報告

海洋ゴミを拾って海を守ろう〜 マイクロプラスチック知ろう・探そう!〜(2020年1月19日)

39名の皆さんにお集まりいただきました。駒越先生のマイクロプラスチックセミナーにウミンチュ冨さんの漂着物講座があり、海洋ゴミが環境に与える影響や、私たちができることを考えながらハワイビーチをクリーンアップしました。

今回、回収した漂着ゴミは230kg!皆さんお疲れ様でした。プラスチックは陸に上がり日光に当たることで劣化が進みマイクロプラスチック になりやすい面があります。ビーチクリーンはマイクロプラスチック になる可能性がある海洋ゴミを除去し、自然に与えるインパクトを軽減するという目的もあります。

クリーンアップの後には砂に混じっているマイクロプラスチック を浮力を利用し抽出する実演がありました。こうして、抽出すると結構混じっているんだな、と実感します。実演に夢中になっている間に満ちてきた潮からビッグウェーブが到達し、お尻までベチョベチョになってしまった方もいましたが、この日はそんなことも笑い飛ばせる楽しい時間でした。

そして、今回集めたプラスチックは金沢のカエルデザインさんに送りアクセサリーにアップサイクルされます。出来上がるのが楽しみです^ ^
1人の一歩よりも100人の一歩で、海のこと、地球のこと、未来のことを考えていけたら良いですね。(安田)

追伸:今回調べたペットボトルの原産国調査結果は後日公開します。

渡邊理事長出演!大杉隼平さんショートドキュメンタリー映画公開

渡邊理事長出演!大杉隼平さんショートドキュメンタリー映画公開

大杉隼平さんのショートドキュメンタリー映画『KIKAIJIMA』が公開になりました。


サンゴ礁科学研究所の渡邊理事長が出演しています。
喜界島の美しい景色とともにサンゴ礁科学研究所の本部がなぜ、喜界島にあるのか。このショートドキュメンタリー映画にはその理由が詰まっています。

youtubeでご覧ください。

■youtube
https://youtu.be/g2De66kvTJc