喜界島サンゴ礁科学研究所 6th Anniversary 【#100年後に残す】

7月8日は、2014年に喜界島サンゴ礁科学研究所を設立し、研究調査活動を始めた、研究所のお誕生日です。

設立から6年目を迎える今年は私たちにとってちょっと特別な節目です。六射サンゴの「6」は、私たちにとって特別な数字です。研究所のミュージアム・カフェ・ロッジが詰まった”サンゴの家”も上から見ると6角形!

研究所のお誕生日を祝うのは、実は今年が初めて…!

2014年に喜界島を拠点に活動を始めてから、人種や世代、国境、立場を超えて、あらゆる方との出会いがありました。
私たちの活動や喜界島の尊い自然・サンゴ礁文化をもっとたくさんの方に届けたいと考えています。

合言葉は #100年後に残す

そこで、研究所のお誕生日の特別企画を開催します!7月6日〜12日、1週間限定でチャリティーコラボTシャツをつくりました!(Tシャツはキッズサイズもございます)エコバッグやパーカーもあります。いつも応援していただいているみなさん、Tシャツを来て、「#100年後に残す」を合言葉にSNSで、一緒にお誕生日をお祝いしてください!

販売は、7/6(月)~12(日)の1week限定

Tシャツの売り上げのうち¥700がチャリティーとして研究所の活動(サンゴの調査・研究のための資金、海洋観測・リーフチェック・海岸清掃)に使わせていただきます。

6th Anniversaryチャリティーグッズの購入はこちら
【オンライン科学英語】6/25 初級中級クラス

【オンライン科学英語】6/25 初級中級クラス

アカショウビン(Ruddy Kingfisher)の美声が響き渡る喜界島からです!

今月から、「the Blue Planet ~世界の海~」のトピックに入りました。
太平洋・大西洋・北極海・カリブ海や海に住む生き物も学習していきます!

海の生き物に詳しいサンゴ塾生は、生き物の不思議についてたくさん教えてくれて、授業がとてもいきいきしています。
世界の海を比べて、どんな違いがあるかこれから航海していきましょう🚢

(佐々木)

みなさんからたくさんのご要望をいただいた「サンゴ塾の無料体験」と「オンライン科学相談室」の申し込み受付を開始しました!

詳細は下記からご覧になれます。ぜひ、ご参加ください!

サンゴ塾の無料体験

サンゴ塾を最大3クラス受講可、組み合わせ自由の無料体験です。

サンゴ礁博士に聞ける!オンライン科学相談室

地球の環境について調べ学習したい!サンゴって何?科学者になるにはどうしたらいいの?夏休みの自由研究を相談したい!
などなど・・・博士に気になることをたくさん聞いてみよう!

【オンラインサンゴ塾】   サンゴ礁研究コース「サンゴとはなにか(生物学)」

【オンラインサンゴ塾】 サンゴ礁研究コース「サンゴとはなにか(生物学)」

今月は「サンゴとは何か」をテーマにして生物学の視点から迫る、オンラインサンゴ塾研究コースです。
サンゴの産卵や幼生の成長など、喜界島で今まさに起こっていることを題材に、何がサンゴをサンゴたらしめているのか一緒に考えました。

北大の渡邊先生も登場!
高校生クラスでは、渡邊先生・山崎先生も一緒に「サンゴとは何か」真剣に考えました!
研究所で飼育実験中のサンゴの赤ちゃんの成長をみんなで観察しました
一斉に産卵されたサンゴの卵、2〜3日後には動き出します!

サンゴの赤ちゃんプラヌラ幼生は、産卵から2日ほどで自力で泳ぎ始めます。そして1週間も経つころには、小さなサンゴ(ポリプ)に変態して骨を作り始めます。
たった10日ほどの短い期間にこれだけ劇的な変化が起きて、そして、これから何十年何百年とサンゴは成長を続けていくと考えると、その始まりはとても衝撃的に感じます。
今回はサンゴ塾生の子どもたちにもこの感動が伝わればと思い、授業を進めました。
「サンゴは死んでも骨が残る、でも人間は後に何が残るだろう?」という高校生からの意見もあり、改めて生き物のすごさを考えさせられました。

みなさんからたくさんのご要望をいただいた「サンゴ塾の無料体験」と「オンライン科学相談室」の申し込み受付を開始しました!

詳細は下記からご覧になれます。ぜひ、ご参加ください!

サンゴ塾の無料体験

サンゴ塾を最大3クラス受講可、組み合わせ自由の無料体験です。

サンゴ礁博士に聞ける!オンライン科学相談室

地球の環境について調べ学習したい!サンゴって何?科学者になるにはどうしたらいいの?夏休みの自由研究を相談したい!
などなど・・・博士に気になることをたくさん聞いてみよう!

サンゴ塾スプリングカレッジ後半

サンゴ塾スプリングカレッジ後半

サンゴ塾スプリングカレッジin喜界島の後半は、それぞれの研究テーマの設定と発表です。

渡邊理事長と山崎所長、駒越先生によるガイダンス。

喜界島本校で学ぶサンゴ塾生の二人は、この一年間を振り返りつつ、自身の興味と探究心が向く方向へステップアップしていきます。

今回、じっくりと時間を取り話し合うことができました。

合間に、サンゴ塾オンライン体験版の最終回がありました。

喜界島本校の塾生2人もオンラインで参加!

ガイダンスのあとは、発表にむけて準備を開始。

前半のフィールドワークで砂を採取した白水のタイドプールは2018年のサイエンスキャンプで採水をおこなったポイントです。

タイドプール内の12ヶ所で採取したサンプルを塩濃度・pH・全アルカリ度・全炭酸を測定しており、そのデータから得た結果と考察を塾生がまとめ、今後の展開を導きだします。

先生からのたくさんの質問が…!今回は大学生と同レベルで厳しい問いかけが繰り返されました。

渡邊理事長からの総評です。

「自然界、特にサンゴ礁は複雑で、複雑の科学です」

「一気に解けることは、多分ありません。いろいろなことが実は動いている、あるいはいろいろなことが絡み合っているというのが少しずつわかっていくと良いと思います。
マクロでみても、ミクロでみても、色々なレベルで、例えば微生物もあるしそのレベルで動いているかもしれない。でもそれは小さいのでその全体の海水にどれくらい影響しているか、その量もわからなくてはいけない」

「今回調査した白水の自分達でも泳げるくらいのタイドプールは非常に良い素材です。小さなタイドプールを調べていますが、いろいろな事を知っていないと解けないパズルです。
そして、研究はアイデアだけではすすみません。アイデアにアクションがないと研究はすすみません。
でも、ここ喜界島にいるのであればすぐにアクションができる。その中で考える力・解決する力が身についてくると良いかな、と思います」

発表後の合間に、前半採取した砂を粒子のサイズごとにわけていきます。

よく見ると有孔虫(星の砂)が入ってるそうですが・・・

最後のガイダンスです。

サンゴ礁の価値を「過去」「現在」「未来」の時間軸で考えます。

隆起サンゴ礁でできた喜界島ならではのサンゴ礁文化から、地球を取り巻く項目までサンゴ礁がもたらす変化を議論しました。

研究所にいらっしゃった研究所会員の井伊さんとサンゴポーズ

今回のスプリングカレッジは、新型コロナウイルスの感染の影響で開催を見合わせることになりました。

スプリングカレッジを楽しみにしていたこども研究員のみなさんにまた会える日を、研究所一同楽しみにしています。

4月よりサンゴ塾のオンライン版をスタートします!

サンゴ塾 新年度塾生 募集はこちらから!