喜界島のキレイな海を守るために、これからのウミガメの産卵シーズンに合わせてウミガメが安心できる海をつくるために、研究所と集落の皆さん合同でビーチクリーンを実施しました。
こんにちは!ビーチクリーンを企画した研究所のインターンの椛島です。
出身大学は立教大学の文学部とサンゴにはあまり関係がありませんが、海が好きで環境問題について考えてみたくてビーチクリーンの企画を担当させてもらいました。
環境保護に興味があるといっても、ビーチクリーンの参加や企画は初めての経験。
雨予報もありみなさんに集まっていただけるか不安でしたが、当日の朝、ビーチでは青空の中たくさんの人に参加していただきました。
ウミガメが産卵に上がることもある小野津ビーチ。
ブイや発泡スチロール、ペットボトルなどの漂着物であふれていて、綺麗な海が台無しの状態でした。
漂着物の中には注射器などの医療用品も!
どこの地域からどのような経緯で流れてくるのでしょうか?
たくさんあったゴミもみんなで拾えばあっという間!
子どもから大人まで30人以上の方に協力していただきました。
世代関係なしにきれいな島を大切にする姿が喜界島の良さなんだなと感じました。
若い人と研究者とアーティストと。
サンゴ礁の海辺で様々な人が集まり交流する。
私が喜界島に来て2週間くらいですが喜界島の魅力や研究所の役割が分かってきたような気がします。
今回は喜界島PR動画作成の一環として写真家の大杉隼平さんにも参加していただき島を想うみなさんの姿を撮影していただきました。
映像の完成が楽しみです!
ゴミがだいぶ集まってきた頃、ビーチクリーンのもう一つのテーマとして漂着物調査を実施しました。
普段から海岸清掃をされている冨さんのインストラクションのもと、ペットボトルのラベルにあるバーコードの数字を見てどこの国のペットボトルかを調べていきます。
皆さんどこの国が多いと思いますか?
結果は、
ラベル無し:412
日本:20
中国:271
台湾:3
韓国:16
ベトナム:2
マレーシア:1
香港:1
小野津に漂着するペットボトルの約半分は中国産のものという結果になりました。
日本が予想以上に少なかったので驚きましたが、漂着物は風や海流の関係で季節ごとに変わってくるそうです。
日本から生まれるペットボトルが他の国の生き物やビーチの迷惑になってないといいですが。
皆さんもビーチの漂着物のバーコードをチェックしてどこの国からきているか調べてみてください!
時にはヨーロッパ産のものもみられるそうですよ。
また、ビーチクリーンをしているとこんなかわいいものを見つけることも!
漂着物の仕分けを終え、ごみの分別も終え、小野津の海岸はすっかりきれいに。
最後は皆さんで記念に一枚!
なんて表現すればいいのだろう? 海だけでなく心がすっきりした感じがあります。
みなさんご参加ありがとうございました!
みなさんに協力していただいて楽しく清掃活動ができたほか、漂着物やイベント企画など多くのことを学べたビーチクリーンになりました!
今後も定期的に海岸清掃と漂着物調査を続けていきたいと思うので、皆さんのご協力よろしくお願いします!
文責 椛島賢斗 (インターンシップ生)