【オンラインサンゴ塾】 6月19・20日サンゴ礁研究コース「研究相談」

【オンラインサンゴ塾】 6月19・20日サンゴ礁研究コース「研究相談」

6月19日は、小・中学生、20日は高校生のサンゴ塾生を対象にした「研究相談」でした。19日はサンゴ塾生のお住まいの地域は雨模様に対して喜界島は夏模様の蒸し暑い1日でした。

ある晴れた日の喜界島 サンゴ礁段丘の平らな地形が広がります

サンゴ礁研究コースでは、毎月隔週で「研究相談」をおこなっています。日頃新聞などで見かけた科学の記事など、気になることをお互いに話し合います。

小学生のサンゴ塾生、この日のTシャツは「I♡段丘」です
高校生からは鋭い質問もとびだしました!

サンゴ塾生からは、新聞でみたという「テルピオス」というサンゴに取り付いてしまう海綿の仲間の記事の話題や、実験をすすめている水の中の硝酸態窒素について話題にあがりました。みんなそれぞれに、意見や不思議に思ったことを話し合います。

サンゴの産卵を動画でも確認!

この「研究相談」では、喜界島での最近の話題も紹介しています。今回は、先週喜界島で観察されたサンゴの産卵の話題でした。

このように、塾生たちの交流が深まっていくこともオンラインでサンゴ塾生があつまれる魅力だと思います。

(駒越)


NEW!! サンゴ礁博士に聞ける!オンライン科学相談室

地球の環境について調べ学習したい!サンゴって何?科学者になるにはどうしたらいいの?夏休みの自由研究を相談したい!
などなど・・・博士に気になることをたくさん聞いてみよう!

Surprising growth rates discovered in world’s deepest photosynthetic corals

Surprising growth rates discovered in world’s deepest photosynthetic corals

The collaboration work with Dr. Samuel Kahng, our mentor of Coral Reef Science Camp, is published in the journal “Coral Reefs”.

New research published in the journal Coral Reefs revealed unexpectedly high growth rates for deep water photosynthetic corals. The study, led by Samuel Kahng, affiliate graduate faculty in the University of Hawai‘i at Mānoa School of Ocean and Earth Science and Technology (SOEST), alters the assumption that deep corals living on the brink of darkness grow extremely slowly.

Leptoseris is a group of zooxanthellate coral species which dominate the coral community near the deepest reaches of the sun’s light throughout the Indo-Pacific. Symbiotic microalgae (called zooxanthellae) live within the transparent tissues some coral—giving corals their primary color and providing the machinery for photosynthesis, and in turn, energy.

Deeper in the ocean, less light is available. At the lower end of their depth range, the sunlight available to the Leptoseris species examined in the recent study is less than 0.2% of surface light levels. Less light dictates a general trend of slower growth among species that rely on light for photosynthesis.

Previous studies suggested that photosynthetic corals at the bottom of the ocean’s sunlit layer grow extremely slowly – about 0.04 inch per year for one species of Leptoseris. Until recently, there were very few data on growth rates of corals at depths greater than about 225 feet given the logistical challenges of performing traditional time series growth measurements at these depths.

Kahng, who is also an associate professor at Hawai‘i Pacific University, collaborated with SOEST’s Hawai‘i Undersea Research Laboratory (HURL), the Waikiki Aquarium, National Taiwan University, Hokkaido University and KIKAI institute for Coral Reef Sciences to collected colonies of Leptoseris at depths between 225 and 360 feet in the Au‘au Channel, Hawai‘i using HURL’s Pisces IV/V submersibles. The research team used uranium-thorium radiometric dating to accurately determine the age of the coral skeletons at multiple points along its radial growth axis – much like one might determine the age of tree rings within a tree trunk.

“Considering the low light environment, the previous assumption was that large corals at these extreme depths should be very old due to extremely slow growth rates,” said Kahng. “Surprisingly, the corals were found to be relatively young with growth rates comparable to that of many non-branching shallow water corals. Growth rates were measured to be between nearly 1 inch per year at 225 feet depth and 0.3 inches per year at 360 feet depth.”

The research team found that these low light, deep water specialists employ an interesting strategy to dominate their preferred habitat. Their thin skeletons and plate-like shape allow for an efficient use of calcium carbonate to maximize surface area for light absorption while using minimal resources to form their skeleton. These thin corals only grow radially outward, not upward, and do not thicken over time like encrusting or massive corals.

“Additionally, the optical geometry of their thin, flat, white skeletons form fine parallel ridges that grow outward from a central origin,” said Kahng. “In some cases, these ridges form convex spaces between them which effectively trap light in reflective chambers and cause light to pass repeatedly through the coral tissue until it is absorbed by the photosynthetic machinery.”

The strategic efficiency of Leptoseris enabling its robust growth rates in such low light has important implications for its ability to compete for space and over-shade slower growing organisms.

“It also illustrates the flexibility of reef building corals and suggests that these communities may be able to develop and recover from mortality events much faster than previously thought,” said Kahng.

Researcher contact:

Tsuyoshi Watanabe, PhD
KIKAI institute for Coral Reef Sciences
Faculty of Science, Hokkaido University
nabe(at)kikaireefs.org (please change (at) to @ when you send e-mail.)

Samuel E. Kahng, PhD
Affiliate graduate faculty, University of Hawai‘i at Mānoa, School of Ocean and Earth Science and Technology
Associate Professor of Oceanography, Hawaii Pacific University
808-236-3562
skahng(at)hpu.edu(please change (at) to @ when you send e-mail.)

Figure 1. A colony of Leptoseris hawaiiensis at 315 feet in the Au’au Channel Hawaii. Credit: HURL UH
Figure 2. A colony of deep water Leptoseris sp. Note fine rows of septocostae radiating outward from a central origin and the low density of polyps. Credit: Sam Kahng
Figure 3. A magnified view of the polyps from a deep water Leptoseris sp. Note what appears to be vestigial tentacles (which do not extend) surrounding some of the polyps. There are identical bulbs of tissue protruding between some of the septocostae in between the polyps. Credit: Sam Kahng

Kahng, S.E., Watanabe, T.K., Hu, H. et al. Moderate zooxanthellate coral growth rates in the lower photic zone. Coral Reefs (2020).

https://doi.org/10.1007/s00338-020-01960-4

【論文発表のお知らせ】世界最深の有藻性サンゴが驚異的な速度で成長することを発見

【論文発表のお知らせ】世界最深の有藻性サンゴが驚異的な速度で成長することを発見

喜界島サンゴ礁科学研究所・ハワイパシフィック⼤学・ハワイ⼤学・ワイキキ⽔族館・北海道⼤学・国⽴台湾⼤学の研究チームは、世界で最も深い水深に生息している有藻性サンゴが驚くべき早さで⾻格を形成していることを明らかにしました。

■背景
センベイサンゴ属は、インド洋から太平洋にかけて生息し、太陽の光が届く範囲で最も深いところに群集を形成することのできる有藻性イシサンゴの一属です。有藻性イシサンゴは、共生する褐虫藻の光合成によって、エネルギーを得ていますが、水深が深くなると、利用できる光が少なくなります。センベイサンゴの生息水深の下限では、利用できる太陽光は、海洋表面の0.2%未満とわずかです。一般的に、光が少ない環境では、有藻性イシサンゴの成長は遅くなるという傾向があります。よって、センベイサンゴは、深い海では、年間1 mmという非常にゆっくり成長していると考えられてきました。しかし、水深68 mを超える深度に住むセンベイサンゴの成長率はこれまでほとんど報告されていませんでした。

■研究手法
研究チームは、ハワイのAu’au海峡で、ハワイ大学の調査潜水艇Pisces IV / Vを用いて、水深68 m〜110 mに生息するセンベイサンゴのコロニーを採取し、ウラン-トリウム放射年代測定法により放射状の成長方向に沿ってサンゴの骨格の年齢を極めて正確に調べました。

Fig.1 ハワイ・アウアウ海峡にハワイセンベイサンゴの群体(Credit:HURL UH)
Fig.2 深場に棲むセンベイサンゴ属の群体。中心から放射状に伸びる骨格の凹凸と散在する個体(ポリプ)が観察できる(Credit:Sam Kahng)

■研究成果
光の少ない環境を考慮すると、以前の想定では、極端に深いところにいる大きなセンベイサンゴは、成長速度が非常に遅いため、非常に年齢が高いと考えられてきました。しかし、私たちの結果では、驚くべきことに、サンゴは比較的若く、成長率は浅海に棲むセンベイサンゴの成長率に匹敵します。成長率は、水深68 mで年間2.5 cm近く、水深110 m で年間7.6 mmという結果が出ました。

Fig.3 深場に棲むセンベイサンゴ属の個体(ポリプ)の拡大画像。一部のポリプに触手が見える。 また、ポリプ同士の間にも新しいポリプの中心が小さく見える。(Credit:Sam Kahng)

■今後の期待
この結果は、センベイサンゴは深い海に適応し、この水深を支配していることを示しています。薄いプレートのような骨格は、光を吸収することのできる表面積を大きくし、放射状に成長します。その表面には細かい凹凸があり、降り注ぐ光を効率的に吸収できる構造になっています。センベイサンゴのこのような戦略は、光の少ない環境でも成長率を保つことを可能にし、他の成長の遅い生物との競争に勝つことができたと考えられます。本研究成果はサンゴ礁をサンゴの柔軟な適応戦略を示し、サンゴ群集がダメージを受けたとしても、これまで考えられていた以上に早く回復することができると考えられます。

本研究成果はCoral Reefs誌に掲載されました。(2020年6月15日発行)
Kahng, S.E., Watanabe, T.K., Hu, H. et al. Moderate zooxanthellate coral growth rates in the lower photic zone. Coral Reefs (2020). https://doi.org/10.1007/s00338-020-01960-4
論文掲載誌のURL:https://link.springer.com/article/10.1007/s00338-020-01960-4

このリリースのお問い合わせ先 : 喜界島サンゴ礁科学研究所 理事長 渡邊剛
〒891-6151
鹿児島県大島郡喜界町大字塩道1508 / TEL:0997-66-0200(担当 安田)
メールアドレス: pr@kikaireefs.org

【サンゴ礁研究コース】 6月12・13日オンラインサンゴ塾「サンゴとは何か(生物学)」

【サンゴ礁研究コース】 6月12・13日オンラインサンゴ塾「サンゴとは何か(生物学)」

6月に入り、喜界島も梅雨の蒸し蒸しとした日々が続いています。

全国から集まったサンゴ塾生のお住いの地域も続々と梅雨入りだそうです。

4月は「海水の性質」、5月は「熱帯の海と気候」というテーマで進めてきたサンゴ礁研究コースですが、6月は生物学の視点から「サンゴとは何か」を、塾生のみなさんと学習を進めています。

今月も全国のサンゴ塾生とつながります!

6月といえば、奄美群島ではサンゴの産卵の季節です。サンゴ礁科学研究所では今年、喜界島でのサンゴの産卵の様子を観察することができたので、観察の様子(夜の海の中の様子)も講義の中で紹介しました。

2020年6月9日 トゲキクメイシ属のサンゴの産卵

「石(炭酸カルシウム)の骨を作る」「産卵する」「光合成する」と様々な特徴を持つサンゴたちの生物学的な特徴を学習していきます。塾生たちには、ただ伝えるだけでなく、都度不思議に思ったことはどんどん考えて・質問もらっています。

サンゴの暮らしを解説します。

また、サンゴ礁研究コースでは、先月のテーマに合った水の栄養塩(硝酸)を測定する水質調査を進めています。塾生それぞれに、どんな試料を測定するのか考えてもらい、結果をまとめて、塾生同士で発表する予定です。どんな結果になるのか楽しみにしています!

水の栄養塩(硝酸塩)調査セット!全国の塾生のみんなで調査します。

小中高生のみなさん、サンゴ塾で一緒に学ぼう!
https://kikaireefs.org/college-3/

オンラインセミナー6/5(金)「貝を用いた環境解析」

オンラインセミナー6/5(金)「貝を用いた環境解析」

6/5(金)にサンゴ塾オンラインセミナーとして「貝を用いた環境解析」を開催しました。 講師は、東京大学大気海洋研究所の白井厚太朗博士でした!

オンラインセミナーの受講者のみなさんに、アンケートにご協力いただきました。
ご回答ありがとうございました。

セミナー後に白井先生に受講者のみなさんからいくつか質問が寄せられました。
その質問にご回答いただきましたので、ぜひご覧ください!

Q.世界で一番長生きするアイスランド貝は実際何歳まで生きれると思いますか?

白井博士の回答

この質問はまだ誰も答えを知らない質問ですが,ぼくの単純な予想では1000年くらいが限界じゃないかなと考えています.
細胞が分裂できる回数には限りがあります.アイスランドガイは代謝が少なくて細胞分裂が遅いことが長生きな理由の一つと考えられていますが,さすがに1000年も生きれば限界を越えてしまうのではないかと思います.

Q.貝の成長は貝のしま模様で観察することができるそうですが、 貝殻の断面にある、年輪はどうしたら見れますか? やはり、専門的な器具がないと無理ですか? 年輪の数=その貝の年齢ですか?

白井博士の回答

貝殻の断面の年輪は頑張れば身近なものを使って観察することもできます.
貝殻を切るときはダイヤモンドカッターというものを使いますが,頑張ればノコギリでも切れます.
次に断面をピカピカになるまで紙やすりでけずります.傷が無くなってピカピカになると,断面の成長線を観察することができます.成長線が細かすぎる場合は顕微鏡が必要になりますが,デジタルカメラやスキャナーで撮影して,パソコンで拡大しても観察することができます.
ただし,見えるしましま模様が必ず1年に1本できる年輪という訳ではありません.
1年に1本できる年輪のしま模様の特徴を明らかにした上で,その特徴をもつ年輪だけを数える必要があります.
少し難しいかもしれませんが,2017年に水産学会紙という雑誌にのっている「茨城県鹿島灘産チョウセンハマグリの年齢形質と年齢推定法」という論文に詳しい方法がのっています(インターネットで検索すれば読むことができます).

「茨城県鹿島灘産チョウセンハマグリの年齢形質と年齢推定法」(水産学会紙2017年)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/83/2/83_16-00038/_article/-char/ja/

Q.貝の年輪から貝の成長による変化と気候変動による変化はどのように見分けるのでしょうか。

白井博士の回答

貝の年輪による成長と気候変動の影響を見分けるためには,まずはそれらの関係性を調べる必要があります.
例えば,その貝が温かい年に良く育つのか,寒い年に育つのか,雨がふるほど育つのか,など,良く育つ環境についてまずは調べる必要があります.
その関係を明らかにしたうえで,知りたい場所や時代の貝がらを調べることで,やっと気候変動の歴史を解明することが可能になるのです.

Q.白井先生は、ムラサキガイのマンガンの濃度で津波の影響が分かるとおっしゃっていましたが、マンガンの濃度の違いで環境のどういった面が変化しているのですか。 また、マンガンの濃度が濃くなると何がいけないのですか。 そして、泥の中にはもともとマンガンが含まれているのですか。

白井博士の回答

マンガンは海水に含まれる濃度が低いのですが,海底の泥の中や陸上の土砂の中には高濃度で含まれています.そのため,海底泥が巻き上がったり土砂が流れ込んだりすると,海水中の濃度が上昇して,その結果貝がらに取り込まれる量が増加します.
このような仕組みから,貝がらのマンガンの濃度の変化を調べることで,陸から海に運ばれる土砂の量や,海底の泥がどれだけ巻き上がったかがわかります.
マンガンの濃度が濃くなること自体はそれほど大きな問題ではありません.
ただ,陸から土砂が大量に入ってきたり,海底の泥が巻き上がったりすると,それと一緒に陸や海底土に閉じ込められていた環境汚染物質が入ってきた可能性が心配されます.
一方,陸や海底土にはプランクトンの栄養が含まれているのですが,津波によって放出されてプランクトンの成長を助けた可能性もあります.
マンガンが増えたことが良い悪いという訳ではなく,貝がらのマンガンの変化からどういう環境変化が読み取れるのかという点が重要なポイントになるのです.

講義で白井先生と杉原先生が紹介してくれた貝の津波記録に関する論文はこちら!
詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
Murakami-Sugihara, N., Shirai, K., Hori, M., Amano, Y., Fukuda, H., Obata, H., et al. (2019). Mussel Shell Geochemical Analyses Reflect Coastal Environmental Changes Following the 2011 Tohoku Tsunami. ACS Earth and Space Chemistry, 3(7), 1346–1352.

https://doi.org/10.1021/acsearthspacechem.9b00040

受講者のみなさん、白井先生、質問とご回答をありがとうございました!

サンゴ塾オンラインセミナーの次回のご案内と過去開催のセミナーは、こちらからご覧ください。
https://kikaireefs.org/experience-online/

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喜界島でトゲキクメイシ属のサンゴの産卵を確認しました

喜界島でトゲキクメイシ属のサンゴの産卵を確認しました

2020年6/9(火)23:00頃 喜界町坂嶺の海中の様子です。(撮影:駒越太郎 博士)

【駒越先生コメント】
枝状のミドリイシの産卵が見つからず、他のサンゴはどうかなと探していた時にたまたま目に止まりました。喜界島をつくっているサンゴたちが誕生する瞬間を目撃することができて感動しました。

World Oceans Day 2020

World Oceans Day 2020

Taking action from the small coral reef island, Kikaijima!

We have started a new project to promote sustainability and care for coral reefs and our oceans.

Japan has beautiful coral reefs that extend latitudinally from the tip of Okinawa to the southern edge of Honshu, the main island of Japan. Kikaijima, or “Kikai Island,” is one of the Amami Islands located north of Okinawa and south of Kyushu. Kikaijima is a raised coral island, the land continuously expanding with the uplifting of coral reef terraces. The climate of Kikaijima borders between tropical and temperate ocean and is classified as a humid subtropical climate. The coral reef ecosystem responds sensitively to changes in the climate. Kikaijima is a small island without river discharge and runoff to disturb the reef environment, a common source of damage to coral. A healthy coral reef ecosystem has been maintained for a long time, making Kikajima one of the best locations to detect ecological shifts as a response to change in global climate and ocean environment in the northwestern Pacific Ocean.

The KIKAI Institute has created education programs about coral reefs and the beautiful nature of Kikaijima. Many children visit our island from all over the world to learn about coral reef research. We could not meet them this year due to COVID-19. Japanese coral reef researchers belonging to our institute started an online seminar (webinar) for school students in March 2020. Since then, over 200 children have joined us to learn about the science of coral reefs, animals that use coral reefs as their homes (such as reef fish, bivalves, etc.), carbon and nutrient cycles within coral reefs, and so on. These programs will continue at least until next March. We are eagerly waiting for these future scientists to work with us!

As a new project this year, we have started making an encyclopedia of symbiotic reef corals in Kikaijima. KIKAI Institute is working with the National Institute for Environmental Studies to conduct and support this project. The coral ecologist team, Prof. Hironobu Fukami, Prof. Naoko Isomura, Dr. Takuma Fujii, and Dr. Yuko Kitano, have started a field survey to collect coral specimens and DNA samples for species identification. The process of the making the encyclopedia is open and always available in our newsletter, so everyone can join in to provide editorial and financial support. Kikajima’s high school students have also joined to help us take photos of the beautiful, white coral skeletons for the encyclopedia.

We hope that the encyclopedia will be a letter to the future oceans and the people who take care of them. The last record of the number of reef coral species in the Amami Islands was done 25 years ago. We want to make a record of modern ecosystem conditions in our encyclopedia, and want to continue to update it in the coming decades and centuries. At the end of this project we want to send our encyclopedia to school libraries as a gift of education. We hope the next generation and many generations after that will be interested in coral reefs, and will continue to observe and conserve our wonderful home– the ocean. Please join us to support this project and preserve our precious ocean far into the future.

Please see more details on our website and in our newsletters:
https://kikaireefs.org/

Atsuko Yamazaki and Tsuyoshi Watanabe
KIKAI Institute for Coral Reef Sciences

Special thanks to Katrina Little.

駒越先生がMBCテレビ「かごしま4」に出演しました

駒越先生がMBCテレビ「かごしま4」に出演しました

MBCテレビ「かごしま4」は平日の夕方鹿児島県内で放送される、地域の話題や暮らしの情報を伝える番組です。

今回はリモートでの生中継で駒越太郎先生が出演しました!

喜界島の紹介に始まり

喜界島から世界へ発信する研究成果

サンゴ塾

 

喜界島のサンゴ礁文化

喜界島の荒木沖に生息する441歳以上のハマサンゴ!

盛りだくさんな内容でした!

最後に、駒越先生は

オンラインサンゴ塾では、全国の科学が好きな子供たちと繋がることができるので、より交流を活発にさせること

そして、社会情勢が落ち着いたら、本物のサンゴ礁がある喜界島にきてもらい一緒に調査や研究を体験してもらいたいと思います!

というメッセージを発信していました。

サンゴ塾や放送中に登場した内容のお問い合わせはこちら

喜界島サンゴ礁科学研究所
TEL:0997-66-0200
オンラインサンゴ塾:https://kikaireefs.org/college-3/

喜界町立早町小学校との連携

喜界町立早町小学校との連携

5年生のサンゴ総合学習のスタートアップに駒越太郎先生が出張授業をおこないました。

喜界町立早町小学校は研究所から一番近い小学校です。

サンゴ礁科学研究所は、早町小学校5年生の総合的な学習の時間の中で、海洋教室やサンゴの増殖活動、サンゴの調査・観察のサポートをおこなってきました。

今回の出張授業は、今年度のサンゴ総合学習の初回で喜界島の成り立ちや、サンゴがどんな生き物なのか駒越先生が新小学5年生に解説しました。

「駒越先生のお話一方通行ではなくて、皆さんわからないことがあったら、すぐに質問しましょう!」

駒越先生の、サンゴってなんなんだろう?サンゴと聞いて思い出すことはありますか?という問いかけに対して

早速、手が上がりました

サンゴは固いイメージがあります!」

 

その固いイメージはこれ!サンゴの標本(骨格)です。

石のようですね。隆起サンゴ礁でできた喜界島にはいたるところにサンゴの骨が落ちています。(喜界島では石を探す方が難しいんですよ!)

実は、サンゴはイソギンチャクの仲間の動物です。

喜界島の皆さんがよく見かける(石のような固いイメージ)はサンゴが作り出す石灰質の骨なんです。そして、サンゴは体の中に植物を住まわせていて、その光合成からエネルギーをもらうことで生きています。

サンゴは動物でもあり、植物でもあり、石でもあります。

サンゴって不思議な生き物ですね…!

先生からも質問が、「喜界島にはとっても大きなサンゴがいますが、魚を食べたりするんですか?」

「魚の生まれたばかりの稚魚だったら食べるかもしれません。食べられて口に入るものだったらなんでも食べちゃいます。砂やゴミはは食べませんが、食べて美味しいものだったら食べちゃうんですよ」

と駒越先生。

あっという間に時間が過ぎ、

数年前から早町小学校にあるサンゴラボへ。

ここでは、小学5年生がサンゴを育てています!

サンゴラボには、歴代の小学5年生たちが残してきた、たくさんの記録があります。

駒越先生のサンゴの育て方を聴きながら、皆さんサンゴを見つめます。

夏に台風の通り道になる喜界島では、台風の影響で長い時には2〜3日停電が続くこともあります。

そんな時、水槽の水温が上がりサンゴにとってよくない環境が続いてしまうと、サンゴにとって危機的な状況になります。

対策をレクチャーしていると、チャイムが鳴り初回の出張授業は終了です。

皆さん、これからのサンゴ総合学習でたくさんサンゴのこと、喜界島のことを知ってくださいね!

奄美大島住用湾のサンゴ調査結果が南海日日新聞・奄美新聞に掲載されました。

奄美大島住用湾のサンゴ調査結果が南海日日新聞・奄美新聞に掲載されました。

奄美新聞2020年5月17日付
南海日日新聞2020年5月18日付

■詳細はこちら
北海道大学 プレスリリース(研究発表)

■論文はこちら

■NaNature Research Ecology & Evolution Community記事
Influence of local industrial changes on reef coral calcification

【論文発表のお知らせ】人為起源によるサンゴ礁の撹乱の変遷をサンゴ骨格から検出 ~奄美大島住用湾における産業発展・土地利用変遷に対するサンゴの応答~

【論文発表のお知らせ】人為起源によるサンゴ礁の撹乱の変遷をサンゴ骨格から検出 ~奄美大島住用湾における産業発展・土地利用変遷に対するサンゴの応答~

奄美大島住用湾のサンゴ骨格記録
持続可能なサンゴ礁と産業発展に向けて

喜界島サンゴ礁科学研究所 渡邊剛 理事長の研究グループは、奄美大島住用湾の造礁サンゴの骨格から、過去46年間の産業発展と集中豪雨・洪水がもたらす土砂の流出が、サンゴの生息環境と骨格成長へ影響を与えることを明らかにしました。

奄美大島住用湾は造礁サンゴの生息域であり、マングローブ林が広がる住用川と役勝川の河口域に位置しています。住用湾沿岸域では過去46年間にわたり、大島紬の生産や農業など様々な産業が発展してきました。この地域では、集中豪雨・洪水がもたらす土砂の流出による造礁サンゴへの影響が懸念され、これまで、リーフチェックや白化現象のモニタリングにより明らかにされてきました。

しかし、奄美大島住用湾のように河川や湾における定期的な水質モニタリングが実施されていない地域では、集中豪雨・洪水や産業発展がサンゴに対応する長期的かつ定量的なサンゴの成長の詳細はあまり明らかになっていませんでした。そこで研究グループは、奄美大島住用湾の造礁サンゴ骨格を用い、骨格成長の記録と過去の洪水および湾沿岸域の産業史を詳細に比較しました。サンゴの骨格には樹木のように年輪が刻まれており、過去の海洋環境の変動が1週間~1ヶ月間程度の細かい精度で記録されています。

比較の結果、サンゴの骨格成長は土砂流量を反映している可能性が示唆され、住用湾内の土砂流量はサンゴの骨格成長を制御する要因の一つであることがわかりました。過去46年間におけるサンゴ骨格の化学組成の変化は河口域の海水温や海水中の土砂流量・集中豪雨・洪水による海洋環境の変化を記録していました。これらの結果と住用川流域の産業の変遷から,産業の発展は海水中の土砂流量を変化させ、造礁サンゴ骨格はそれに応答する形で成長していることがわかりました。

サンゴ骨格の柱状試料

本研究結果は、気候変動による局地的な豪雨の頻発や人類活動の増加が予想される将来の熱帯・亜熱帯域において、サンゴ礁と人間社会が持続的な相互関係を築いていくための重要な知見となることが期待されます。

なお、本研究成果は,2020年5月12日(火)公開のScientific Reports誌に掲載されました。

詳細はこちら
北海道大学 プレスリリース(研究発表)

NaNature Research Ecology & Evolution Communityの記事
Influence of local industrial changes on reef coral calcification

【英語でサイエンス授業紹介】地球で最も若い火山の島「フンガトンガフンガハアパイ(Hunga Tonga-Hunga Ha’apai)」

【英語でサイエンス授業紹介】地球で最も若い火山の島「フンガトンガフンガハアパイ(Hunga Tonga-Hunga Ha’apai)」

サンゴ塾「英語でサイエンス」を担当している佐々木です! オンラインサンゴ塾が始まり2ヶ月目に入りました。

今回は、島内在住の高校生と県外の高校生が受講している上級クラスを紹介します!
サンゴ塾には、喜界島本校生とオンライン生の2パターンありますが、
現在はみなさんオンラインで受講中です。

現在は、トンガの海底火山の英語論文を用いて学習しています。
地球で最も若い火山の島、フンガトンガフンガハアパイ(Hunga Tonga-Hunga Ha’apai)のサンゴ礁への影響やサンゴの回復力を調べた研究を見ていきます!

論文を読解するためのワークシートの一部です。

学校の授業で習得した英語と、サンゴ塾で学ぶアカデミックでサイエンスな英語を組み合わせて、英語を学習しています!

読めば読むほど、実際にトンガに行きたくなってきます…!

(佐々木)

フンガトンガフンガハアパイはここの位置にあります。

フンガトンガフンガハアパイは、2014年、海底火山噴火によりできた新しい島です

こちらの記事では、フンガトンガフンガハアパイについて紹介されています。

■トンガ沖に出現した新島、火星での生命探査の手掛かりに? NASA

https://www.afpbb.com/articles/-/3155322

お知らせ

お知らせ

新型コロナウイルス感染症の対策として、明日から以下のサービスをお休みすることを決定しました。

・サンゴミュージアム・カフェ・ロッジ
・ジオツアー・サンゴ塾3日間&一週間コース
・研究所の見学

今後は、社会情勢を踏まえて再開を判断をしてまいります。
なお、研究所の事務所は通常通り営業していますので、ご安心くださいませ。

皆様にはご不便とご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

問合せTEL:0997-66-0200
https://kikaireefs.org/

サンゴ塾スプリングカレッジ後半

サンゴ塾スプリングカレッジ後半

サンゴ塾スプリングカレッジin喜界島の後半は、それぞれの研究テーマの設定と発表です。

渡邊理事長と山崎所長、駒越先生によるガイダンス。

喜界島本校で学ぶサンゴ塾生の二人は、この一年間を振り返りつつ、自身の興味と探究心が向く方向へステップアップしていきます。

今回、じっくりと時間を取り話し合うことができました。

合間に、サンゴ塾オンライン体験版の最終回がありました。

喜界島本校の塾生2人もオンラインで参加!

ガイダンスのあとは、発表にむけて準備を開始。

前半のフィールドワークで砂を採取した白水のタイドプールは2018年のサイエンスキャンプで採水をおこなったポイントです。

タイドプール内の12ヶ所で採取したサンプルを塩濃度・pH・全アルカリ度・全炭酸を測定しており、そのデータから得た結果と考察を塾生がまとめ、今後の展開を導きだします。

先生からのたくさんの質問が…!今回は大学生と同レベルで厳しい問いかけが繰り返されました。

渡邊理事長からの総評です。

「自然界、特にサンゴ礁は複雑で、複雑の科学です」

「一気に解けることは、多分ありません。いろいろなことが実は動いている、あるいはいろいろなことが絡み合っているというのが少しずつわかっていくと良いと思います。
マクロでみても、ミクロでみても、色々なレベルで、例えば微生物もあるしそのレベルで動いているかもしれない。でもそれは小さいのでその全体の海水にどれくらい影響しているか、その量もわからなくてはいけない」

「今回調査した白水の自分達でも泳げるくらいのタイドプールは非常に良い素材です。小さなタイドプールを調べていますが、いろいろな事を知っていないと解けないパズルです。
そして、研究はアイデアだけではすすみません。アイデアにアクションがないと研究はすすみません。
でも、ここ喜界島にいるのであればすぐにアクションができる。その中で考える力・解決する力が身についてくると良いかな、と思います」

発表後の合間に、前半採取した砂を粒子のサイズごとにわけていきます。

よく見ると有孔虫(星の砂)が入ってるそうですが・・・

最後のガイダンスです。

サンゴ礁の価値を「過去」「現在」「未来」の時間軸で考えます。

隆起サンゴ礁でできた喜界島ならではのサンゴ礁文化から、地球を取り巻く項目までサンゴ礁がもたらす変化を議論しました。

研究所にいらっしゃった研究所会員の井伊さんとサンゴポーズ

今回のスプリングカレッジは、新型コロナウイルスの感染の影響で開催を見合わせることになりました。

スプリングカレッジを楽しみにしていたこども研究員のみなさんにまた会える日を、研究所一同楽しみにしています。

4月よりサンゴ塾のオンライン版をスタートします!

サンゴ塾 新年度塾生 募集はこちらから!

 

今週のサンゴ塾は喜界島でスプリングカレッジです!

今週のサンゴ塾は喜界島でスプリングカレッジです!

新型コロナウイルスの感染の影響で開催を見合わせることになったスプリングカレッジですが、喜界島在住の喜界島本校のサンゴ塾生(高校生2名)を対象におこなっています!

サンゴ塾 スプリングカレッジ初日〜冬の海でサンプル採取!〜
初日のスプリングカレッジの様子を動画にまとめました。

喜界島の北側にある白水集落付近のポイントへ向かいます。

このポイントは、左右の入江でサンゴの生育状況が異なります。

初日のフィールドワークは、分析のための砂を採取します。

亜熱帯に属する喜界島も風が強いとスノーケルするには気合が必要。

渡邊理事長と塾生二人は入水前に気合を入れます!

いざ、サンプルの採取へ!

現地でフィールドワークを行なうことに慣れている喜界島本校の塾生は、スノーケリング技術も上々です。

海中の様子はぜひ、動画でご覧ください。

初日の最後は、オンラインサンゴ塾「英語でサイエンス!」を現地で受講しました。画面にはサイエンスキャンプの有志たちがいて終始和やかなムードに。

サンゴ塾スプリングカレッジは3/26〜3/28の3日間にわたり行われます。

2日目はサンプルの分析をすすめる予定とのこと!お楽しみに!

(今回は、新型コロナウイルスの感染の影響で喜界島本校の塾生限定です)

〈イベント〉喜界島サンゴ礁科学研究所 こども研究員による発表「喜界島のサンゴについて」

〈イベント〉喜界島サンゴ礁科学研究所 こども研究員による発表「喜界島のサンゴについて」

科学道100冊2020ジュニア特別企画講演会
「知りたい」が未来をつくる!
喜界島サンゴ礁科学研究所 こども研究員による発表
「喜界島のサンゴについて」

日時:2/23(日)13:00〜14:30

場所:喜界町図書館(喜界町大字赤連30)

講師:喜界島サンゴ礁科学研究所・こども研究員
参加対象:小学生以上、大人の皆さんも是非ご参加ください
定員:30名程度

共催:喜界島サンゴ礁科学研究所・喜界町図書館

問い合わせ:
喜界島サンゴ礁科学研究所
TEL:0997-66-0200
喜界町図書館
TEL:0997-65-0962

〈イベント〉Coral Co2プロジェクト 報告会

〈イベント〉Coral Co2プロジェクト 報告会

Coral CO2プロジェクト報告会 in 喜界島

2/23(日)14:45~15:30
場所:喜界町図書館(喜界町大字赤連30)

Coral CO2プロジェクトのクラウドファンディングは111名の皆さんに応援いただき、 支援総額1,706,000円となり無事、プロジェクトが成立しました。 サポーターの皆様、本当にありがとうございます。

Coral CO2プロジェクトはまだスタートを切ったばかりです。 現在、ハワイで掘削したサンゴの骨格の解析を進めています。
報告会では北海道大学で進められている分析を皆さんへお伝えします。

主催:喜界島サンゴ礁科学研究所
お問い合わせTEL:0997-66-0200

渡邊理事長出演!大杉隼平さんショートドキュメンタリー映画公開

渡邊理事長出演!大杉隼平さんショートドキュメンタリー映画公開

大杉隼平さんのショートドキュメンタリー映画『KIKAIJIMA』が公開になりました。


サンゴ礁科学研究所の渡邊理事長が出演しています。
喜界島の美しい景色とともにサンゴ礁科学研究所の本部がなぜ、喜界島にあるのか。このショートドキュメンタリー映画にはその理由が詰まっています。

youtubeでご覧ください。

■youtube
https://youtu.be/g2De66kvTJc

KIKAIREEFS 11号 発行!

KIKAIREEFS 11号 発行!

サンゴ礁科学研究所ニュースレター「KIKAIREEFS」11号が発行されました!

目次

■日本サンゴ礁学会 第22回大会
・日本サンゴ礁学会公開シンポジウム「サンゴの記憶」
・北海道大学サンゴ礁地球環境学研究室ラボツアー
・中学生・高校生によるサンゴ礁研究ポスター発表

■アッカド帝国崩壊の原因をサンゴの化石から解明
北海道大学大学院理学院 博士後期課程 渡邉貴昭
(理事? 渡邊 剛、所長/副理事長 ?崎敦?)

■Coral CO2 プロジェクト報告会 in 北海道大学

■サンゴ礁科学研究所NEWS & インフォメーション

■連載:サンゴロジー「私とサンゴの関係」
東京大学 大気海洋研究所 樋口富彦 先生
たくましく生きるサンゴ

■サンゴ礁科学研究所インターンシップ生募集のお知らせ

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メディア掲載のお知らせ

【シャコガイ殻に残された台風の痕跡~過去の台風の復元指標~】

521日にプレスリリースされた研究論文の記事が各メディアに掲載されました!リンクのURLからご覧になれます。

 

2018528日掲載

シャコガイの貝殻で過去の台風を分析 朝日新聞DIGITAL

https://www.asahi.com/articles/CMTW1805280100004.html

(2018528日掲載)

 

古代台風の実態 貝殻から解明へ -NHK NEWS WEB

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180528/0000346.html

(2018528日掲載)

 

Giant clams tell the story of past typhoons PHYS.ORG

https://phys.org/news/2018-05-giant-clams-story-typhoons.html

(2018524日掲載)

 

田邊

漂着油に関する情報提供のお願い

20182月より奄美群島の海岸に油のかたまりの漂着が確認されています。

 

漂着状況の調査のため、喜界島の海岸で漂着油を確認された方は、①日付と②場所と③現場の写真を、研究所のFacebookまたはEメールにてご提供ください。

 

喜界島サンゴ礁科学研究所 代表Eメールアドレス

mail(at)kikaireefs.org (at)の部分を@に変更してお送りください。

 

みなさまから寄せられて情報は随時、Webサイトにて公開しております。

http://kikaireefs.org/oilmap.html

 

ご協力、よろしくお願い申し上げます。

 

(山崎)

 

喜界島サンゴ礁科学研究所

http://kikaireefs.org

 

サンゴ礁科学研究-IV ―喜界島サンゴ礁科学研究所設立記念号―出版のお知らせ

71日に海洋出版(http://www.kaiyo-chikyu.com/)から『号外海洋60号 サンゴ礁科学研究-IV ―喜界島サンゴ礁科学研究所設立記念号―』が出版されました。

 

開所以来、2年間にわたり4冊の特集号を出版し、計50編の論文を収録することができました。ご寄稿いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

これからも喜界島サンゴ礁科学研究所から最新の研究成果をご紹介していきます。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

号外海洋60

サンゴ礁科学研究-IV ―喜界島サンゴ礁科学研究所設立記念号―

 

渡邊剛 他「サンゴ礁科学研究の次世代リーダーの育成とサンゴ礁と人類の持続可能な共生関係の構築に向けて」

渡邊剛・山崎敦子「沈みゆくハワイと浮き続ける喜界島のサンゴ礁」

佐々木圭一「喜界島における後期更新世サンゴ礁段丘の区分と分布」

西村裕一・渡邊剛・山崎敦子「喜界島の完新世サンゴ礁段丘地形」

駒越太郎 他「喜界島酸素同位体ステージ3の化石シャコガイ」

中谷里愛 他「喜界島産現生及び化石コマルキクメイシの骨格を用いた海洋同位体比ステージ3における古環境復元

阿部理・森本真紀・野坂信之「石西礁内に広く分布する黒点の解析とその応用」

岩瀬文人「四国の造礁サンゴ群集」

出羽尚子「かごしま水族館におけるサンゴ展示と研究の取り組み」

木村匡 他「日本における2016年のサンゴ大規模白化現象について:総括」

山野博哉・小熊宏之「画像を用いたサンゴ礁リモートセンシングの最近の展開」

佐藤崇範「サンゴ礁に関する「研究者資料」への科学アーカイブズ学的取り組み」

萩野恭子 他「円石藻Brmaarudosphaera bigelowii研究のこれまで・これから」

加藤亜記「石灰藻サンゴモ類の多様性―生きた石になる海藻の分類と生態―」

山崎敦子・渡邊剛「顕生代の地球環境変動とサンゴ礁」

 

喜界島サンゴ礁科学研究所 http://kikaireefs.org

謹賀新年2017

謹賀新年2017

あけましておめでとうございます。

喜界島サンゴ礁科学研究所は昨年、皆様に支えられて1周年を迎えることができました。ありがとうございました。

 

今年も研究所が皆様のワクワクの舞台となりますように。

 

喜界島から世界に向けて、ワクワクするサイエンスを発信していきます。

 

2年目もどうぞ宜しくお願い致します。

 

喜界島サンゴ礁科学研究所

喜界町広報誌 広報きかい

2015/6/1  

喜界町広報誌 広報きかいにて「喜界島サンゴ礁科学研究所 サンゴ通信」の連載がはじまりました!

 

広報きかい6月号から1年間、「サンゴ通信」としてサンゴ研究や喜界島サンゴ礁研究所についての情報をお届けします。

広報きかいはウェブでも読むことができます。ぜひチェックしてください!